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イギリスの学生ビザは何が必要?申請料£558と生活費の月額をGOV.UKの公式ページで数えました【2026年】

イギリスの学生ビザは、何をそろえれば申請できるのでしょうか。

お金はいくら必要で、英語の試験は受けなければならないのでしょうか。

先に答えを書くと、GOV.UKの公式ページには4つの条件と、1か月あたりの生活費の金額がはっきり示されています。

留学を経験した立場から、公式の情報だけで整理します。

この記事では、GOV.UKの「Student visa」のページを2026年9月16日に当たりました。

医療の付加金については、GOV.UKの「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」のページも当たっています。

公表されていない項目は、公表されていないとそのまま書きます。

日本円への換算は申請日の為替で変わるため、この記事では行いません。

■先にこの記事の結論

  • ✓ 申請できるのは16歳以上で、認可された学校から入学許可を得ている人です
  • ✓ 申請料は£558で、国外からの新規申請・延長・切り替えのいずれも同じ額です
  • ✓ 生活費の基準はロンドン内が月£1,529、ロンドン外が月£1,171です(最長9か月分)
  • ✓ 医療付加金(IHS)は学生とその家族が年£776で、一般の£1,035とは別の額です
  • ✓ 結果が出るまでの目安は、国外からが3週間、国内からが8週間です
  • ✓ 日本国籍の人は資金証明が免除の対象ですが、英語力の証明免除の対象ではありません
TOC

イギリスの学生ビザとは何か|公式が示す4つの条件を数えました

GOV.UKのページは、学生ビザの対象を冒頭で1つにまとめています。

16歳以上で、次の条件を満たす人がイギリスの学生ビザを申請できると書かれています。

条件は全部で4つある

  • ✓ 認可を受けた学生スポンサー(licensed student sponsor)からコースの席を提示されていること
  • ✓ 生活費とコース費用をまかなうお金があること(額は状況によって変わる)
  • ✓ 英語を話し、読み、書き、理解できること
  • ✓ 16歳か17歳の場合は、親の同意があること

16歳か17歳で申請する人は、その同意の証拠を申請時に出す必要があります。

16歳・17歳には別のビザの選択肢もある

16歳か17歳でイギリスの私立学校(independent school)に通う場合の記載もあります。

その場合は「Child Student visa」の対象になる可能性があると書かれています。

Tier 4(General)はこのビザに置き換わった

公式ページには、このビザがTier 4(General)student visaを置き換えたと明記されています。

古い情報でTier 4という名前を見かけたときは、この置き換えを思い出すと混乱しにくくなります。

なお延長の章では、現在Tier 4(General)を持っている人も延長の対象に含まれると書かれています。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザはいつ申請できるのか|期限と結果までの日数

申請できる時期は、イギリスの外から出すか、中から出すかで分かれています。

イギリスの外から申請する場合

いちばん早くて、コース開始の6か月前から申請できると書かれています。

これより早くは出せない、という形の記載です。

イギリスの中から申請する場合

いちばん早くて、コース開始の3か月前からです。

さらに、今持っているビザが切れる前に申請しなければならないと書かれています。

新しいコースは、今のビザが切れてから28日以内に始まる必要があります。

結果が出るまでの目安

申請する場所結果までの目安申請できる最も早い時期
イギリスの外から通常3週間コース開始の6か月前
イギリスの中から通常8週間コース開始の3か月前

追加料金を払って結果を早める制度があることも書かれています。

ただし、その料金がいくらかはGOV.UKのこのページには記載がありませんでした。

使えるかどうかは申請の途中で案内される、という書き方にとどまっています。

審査が長引くケースも明記されている

公式ページは、審査が複雑になる例を3つ挙げています。

  • ✓ 提出書類の確認(verify)が必要なとき
  • ✓ 面接を受ける必要があるとき
  • ✓ 個別の事情があるとき(例として有罪判決の記録が挙げられています)

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザに必要なCASと、対象になるコースの条件

公式ページは、コースについて先に1つの条件を置いています。

認可を受けた学生スポンサーから、無条件の入学許可(unconditional offer)を得ている必要があります。

CASとは何か

入学許可を出した学校は、参照番号を送ってきます。

これがConfirmation of Acceptance for Studies、略してCASです。

CASが手元に無いと、そもそもビザの申請ができないと書かれています。

この番号は、ビザ申請のフォームに入力します。

CASを受け取ってから6か月以内に申請しなければならない、という期限も示されています。

対象になるコースは5種類

公式ページは、申請できるコースを次のように並べています。

  • ✓ 学位未満(RQFレベル3・4・5)のフルタイムのコースで、昼間に週15時間以上の授業があるもの
  • ✓ 学位レベル以上(RQFレベル6・7・8)のフルタイムのコース
  • ✓ 学位レベル以上で、海外の長いコースの一部として提供されるフルタイムのコース
  • ✓ 学位より上(RQFレベル7以上)のパートタイムのコース
  • ✓ CEFRのB2以上の英語コース

学生自治会の専従役員(Student Union Sabbatical Officer)としてフルタイムで就く場合も対象だと書かれています。

ATAS証明とスコットランドの注意書き

RQFレベル7以上で機微な分野を学ぶ場合の記載があります。

Academic Technology Approval Scheme(ATAS)の証明書が必要になることがある、という書き方です。

どの学科が該当するかの具体的なリストは、GOV.UKのこのページには記載がありませんでした。

また、資格のレベル区分はスコットランドでは異なる、という注意書きも添えられています。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」Your course(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザで必要なお金|公式が示す月額をそのまま並べます

お金の条件は、コース費用と生活費の2つに分かれています。

コース費用は1学年分

用意するのは、1学年分(最長9か月分)のコース費用だと書かれています。

その金額は、CASに記載されているとされています。

つまり、いくら必要かは学校から届く書類で決まる形です。

有効なビザで12か月以上イギリスに滞在している人は、この資金の証明が要らないと明記されています。

生活費はロンドン内と外で金額が違う

生活費の基準は、学ぶ場所で2つに分かれます。

学ぶ場所本人の生活費(月額)家族1人あたり(月額)
ロンドン内£1,529£845
ロンドン外£1,171£680
対象期間最長9か月分最長9か月分

ここでいうロンドンとは、シティ・オブ・ロンドンと32のロンドン特別区を指すと定義されています。

この定義が書かれているのは、申請の実務で境目が問題になるからだと読み取れます。

寄宿制の私立学校に住み込む場合は、生活費ではなく寄宿費を払う形になります。

その寄宿費の金額も、CASに記載されるとされています。

28日という期間の決まり

お金は、口座にある期間まで決められています。

連続する28日以上、その金額を保有していなければならないと書かれています。

さらに、その28日間の最終日が、申請日から31日以内である必要があります。

学生ローンや奨学金がある場合は、その提供元からの証拠を出すことになります。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」Money you need(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザで資金証明が免除される人|日本も対象に入っています

公式ページには、資金の証明が要らないケースが並んでいます。

滞在歴と役職による免除

次の2つのどちらかに当てはまる人は、生活費の証明が不要とされています。

  • ✓ 学生ビザの申請日より前に、ビザを持って12か月以上イギリスに住んでいた人
  • ✓ 学生自治会の専従役員として申請する人

国籍による免除(differential evidence requirement)

もう1つ、国籍で分かれる免除があります。

この一覧に日本(Japan)が含まれています。

一覧には、オーストラリア、カナダ、韓国、シンガポール、アメリカなども並んでいます。

British national overseas の人も、同じ扱いだと書かれています。

免除されても、求められることがある

免除の一覧のすぐあとに、重要な但し書きが置かれています。

決定の前に、証拠の提出を求められる可能性がある、という記述です。

その場合はUK Visas and Immigration(UKVI)から連絡が来るとされています。

つまり、免除の対象でも資金の裏付けそのものが不要になるわけではありません。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」Money you need(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザの英語力の条件|CEFRのB1とB2で分かれます

英語力については、まず原則が書かれています。

申請のときに、通常は英語力を証明する必要があるとされています。

求められるレベルは学ぶ内容で変わる

学ぶ内容求められる水準
学位レベル以上CEFRのB2に相当
学位未満CEFRのB1

読む、書く、話す、聞いて理解する、の4つで示すことが求められます。

証明が要らない国籍もある

英語力の証明が不要な国と地域の一覧も載っています。

オーストラリア、アイルランド、ニュージーランド、マルタ、イギリス、アメリカなどが並んでいます。

この一覧に日本は入っていません。

これらの国で英国の学位に相当する資格を取った人も、同じく免除の対象です。

そのほか、カナダ国籍の人も証明が要らないと書かれています。

アメリカの大学の学位課程の一部として留学する人、過去のビザ申請で英語力を示した人も対象です。

証明の方法は4つ

  • ✓ イギリスの学校の資格を持っている
  • ✓ イギリスの教育機関の学位を持っている
  • ✓ イギリス国外の機関で、英語で教えられた学位を持っている
  • ✓ 認定された提供機関の英語試験に合格する

イギリスの学校の資格については、18歳未満で始めたものという条件が付きます。

対象はGCSE、Aレベル、スコットランドのNational Qualificationのレベル4か5、英語のScottish Higher またはAdvanced Higherです。

国外の学位で証明するときはEcctisを通す

イギリス国外の機関の学位で示す場合の手順も書かれています。

Ecctisという機関に評価を申し込み、コードを受け取る流れです。

このコードが、英国の学士以上に相当し英語で教えられたことを裏づけます。

SELTと、大学が自分で判定する場合

資格が無い人は、Secure English Language Test(SELT)に合格する形になります。

どの試験がSELTに当たるかの具体的な試験名は、GOV.UKのこのページには記載がありませんでした。

学位レベル以上で学ぶ場合は、高等教育機関(HEP)が自分で英語力を判定できます。

その場合は別の試験を求められることがある、と書かれています。

ただし、その判定もCEFRのB2に相当するものでなければなりません。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」Knowledge of English(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザの申請に必要な書類|必須と「場合により必要」を分けます

書類は、必ず出すものと、状況によって出すものに分かれています。

必ず出す2点

  • ✓ 有効なパスポート、またはそれに代わる渡航書類
  • ✓ 学校から発行されたCAS

この2点は、状況にかかわらず求められると書かれています。

場合によって必要になるもの

  • ✓ 生活費とコース費用をまかなえることの証明
  • ✓ コースと国籍の組み合わせで必要になるATAS証明書
  • ✓ 18歳未満の場合の、親または法定後見人の同意
  • ✓ 18歳未満の場合の、親や後見人との関係を示す書類
  • ✓ 結核(tuberculosis)の検査結果
  • ✓ 過去12か月に費用の援助を受けている場合の、援助元からの同意書

結核検査がどの国からの申請で必要になるかは、GOV.UKのこのページには記載がありませんでした。

公式ページ自体が、状況によって追加の書類が要る場合があると添えています。

18歳未満の申請で必要になるもの

18歳未満の場合は、両親または法定後見人の書面による同意が必要です。

片方の親が単独で責任を負っている場合は、その親1人の同意で足りるとされています。

同意には、ビザ申請・イギリスでの生活と世話の手配・渡航の3つを含める必要があります。

加えて、両親の名前が記載された出生証明書などの写しも求められます。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」Documents you’ll need to apply(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザのオンライン申請の流れ|本人確認の2通り

申請の方法は1つに決まっています。

学生ビザは、オンラインで申請しなければならないと書かれています。

本人確認の方法は2つに分かれる

申請の一部として、本人であることを示す手続きがあります。

その方法は、出身地とパスポートの種類によって決まります。

  • ✓ 「UK Immigration: ID Check」アプリで身分証を読み取り、UKVIアカウントを作るか、既存のものにサインインする
  • ✓ ビザ申請センターで指紋と写真(生体情報)を取る

どちらになるかは、申請の途中で案内されると書かれています。

申請センターに行く場合の注意

予約が必要になった場合の記載もあります。

パスポートを持参する必要があり、当日に返してもらえるとされています。

最寄りのセンターが別の国にある可能性がある、という注意書きも添えられています。

どの都市にセンターがあるかの一覧は、GOV.UKのこのページには記載がありませんでした。

申請フォームは途中保存できる

申請を始めたあとは、フォームを保存して後で続けられます。

一度に書き切らなくてよい設計になっている、ということです。

申請後の訂正と取り下げ

送信後に内容を変えたいときは、UKVIに連絡する形です。

取り下げもUKVIへの連絡で申し出ます。

返金されるのは、UKVIが処理を始めていない場合だけだと書かれています。

許可が下りたあとはeVisa

申請が通ると、eVisaという電子的な記録が与えられます。

これは身分と在留資格のデジタルの記録だと説明されています。

eVisaを見るには、UKVIアカウントを作る必要があります。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」Apply online(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザの費用|申請料£558と医療付加金(IHS)

費用は、申請料と医療付加金の2本立てです。

申請料は3つの場面とも同じ額

場面申請料
イギリス国外からの新規申請£558
イギリス国内からの延長£558
イギリス国内からの切り替え£558
同行する家族1人ごと£558

一緒に来る家族の分も、1人ずつ申請料を払うと書かれています。

指紋と写真の登録そのものには料金がかからない、とも記されています。

医療付加金(IHS)は学生の額が別に決まっている

IHSの金額は、GOV.UKの医療付加金のページに載っています。

対象1年あたり公式に示された例
学生とその家族、Youth Mobility Scheme£7762年のビザで£1,552
申請時に18歳未満の人£776―
そのほかの申請£1,0353年のビザで£3,105

学生は年£776で、一般の£1,035より低く設定されています。

18歳以上の家族は、通常は本人と同じ額を払うとされています。

1年に満たない期間・1年を超える期間の数え方

  • ✓ 国外からの6か月以内の申請=IHSは不要
  • ✓ 国内からの6か月以内の申請=年額の半分(学生と18歳未満は£388、その他は£517.50)
  • ✓ 6か月超1年未満=1年分の全額
  • ✓ 1年超18か月以内=年額+年額の半分
  • ✓ 18か月超2年未満=2年分の全額

ビザの期間は、コースの期間より長くなることがあると明記されています。

払わなかった場合と、返金される場合

未払いや不足があると、UKVIからメールが届きます。

支払いの期限は、イギリス国内なら10営業日、国外なら7営業日です。

この期間に全額を払わないと、申請は却下されると書かれています。

支払いはデビットカードかクレジットカードに限られています。

全額返金されるのは、二重払い・申請の却下・決定前の取り下げの3つです。

返金は通常、ビザの決定から6週間以内に行われるとされています。

IHSを払ってもNHSが無料にならないもの

IHSを払うと、ビザの開始日からNHSを無料で使えます。

ただし、処方薬・歯科治療・視力検査・生殖補助医療は別に費用がかかると書かれています。

民間の医療保険に入っていても、IHSの支払いは必要だと明記されています。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザでできること・できないこと|就労の線引き

公式ページは、できることとできないことを分けて並べています。

できること

  • ✓ 勉強する
  • ✓ 学生自治会の専従役員として働く

そのうえで、働ける場合があるという書き方が続きます。

働ける量は、何を学んでいるかと、学期中か学期外かで変わるとされています。

週に何時間まで働けるかという具体的な時間数は、GOV.UKのこのページには記載がありませんでした。

許可が下りたときに、できることとできないことを知らされる、と書かれています。

できないこと

  • ✓ 公的給付(benefits)や年金を受け取ること
  • ✓ 特定の職業に就くこと(例としてプロのスポーツ選手、スポーツのコーチ)
  • ✓ 自営業として働くこと
  • ✓ アカデミーや自治体が資金を出す学校(maintained school)で学ぶこと

自営業が明確に除かれている点は、渡航前に確認しておきたいところです。

入国できる時期にも決まりがある

コースが始まる前に入国できる期間も示されています。

  • ✓ コースが6か月以下なら、開始の1週間前まで
  • ✓ コースが6か月を超えるなら、開始の1か月前まで

ビザに書かれた開始日より前には渡航してはならない、とはっきり書かれています。

コースの開始日がいつであっても、この点は変わらないとされています。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」Overview(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザで家族を帯同できる条件|対象は限られています

配偶者や子どもは、扶養家族(dependants)として申請できる場合があります。

帯同できるのは2つのどちらかに当てはまる人

  • ✓ 政府奨学金を受ける学生で、6か月を超えるコースを始める人
  • ✓ 大学院レベル(RQFレベル7以上)で9か月以上のコースに通うフルタイムの学生

2024年1月1日以降に始まる大学院レベルのコースには、さらに条件が付きます。

博士号など(RQFレベル8)か、研究にもとづく上級学位でなければならないと書かれています。

つまり、修士課程の多くは帯同の対象から外れる形の書きぶりです。

対象になる家族の範囲

  • ✓ 夫、妻、シビルパートナー
  • ✓ 婚姻関係にないパートナー
  • ✓ 18歳未満の子ども(滞在中にイギリスで生まれた子を含む)

関係を示す書類として、婚姻証明書やシビルパートナーシップ証明書、出生証明書が挙げられています。

子どもについての追加の条件

子どもについては、2つのことを示す必要があります。

結婚もシビルパートナーシップもしていないこと、そして同居していることです。

寄宿学校や大学など、全日制の教育のために家を離れている場合は同居の例外です。

住所を示す書類は、次のうち2点を出すことになっています。

  • ✓ 銀行の取引明細
  • ✓ クレジットカードの請求書
  • ✓ 運転免許証
  • ✓ NHSの登録書類
  • ✓ 大学やカレッジからの公式のレター

家族に必要なお金と、滞在期間

家族の生活費は、ロンドン内が月£845、ロンドン外が月£680です。

これは本人の生活費とは別に、1人ずつ必要になる額です。

同時に申請する場合は、本人の分と家族の分を合わせて示すことになります。

別々の時期に申請する場合は、家族は自分の生活費だけを示せばよいとされています。

28日連続で保有し、その最終日が申請日から31日以内という条件は、家族にも同じく適用されます。

許可が下りた場合、家族のビザの終了日は本人と同じ日になります。

イギリスで生まれた子どもの扱い

滞在中にイギリスで子どもが生まれても、自動的に英国市民にはならないと明記されています。

その子と一緒に出入国したい場合は、扶養家族としてのビザ申請が必要です。

申請には、両親の名前が記載された正式な出生証明書が求められます。

その子が18歳になる前に申請する必要がある、という期限も示されています。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」Your partner and children(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザの延長|学術的な進歩の要件がある

学生ビザは、条件を満たせば延長できると書かれています。

延長の3つの条件

  • ✓ 学生ビザかTier 4(General)でイギリスにいること
  • ✓ 認可された学生スポンサーからの無条件の入学許可があり、CASで示されること
  • ✓ 今のコースより学術的に高いレベルであること(academic progress requirement)

3つ目の条件には例外があると、公式ページ自体が書いています。

ビザを持ってイギリスにいた期間が12か月未満なら、資金の証明も必要になります。

同じレベルでも認められる場合

新しいコースは、次のいずれかに当たる必要があります。

  • ✓ 今のコースより高い学術レベルであること
  • ✓ 同じレベルでも、前のコースや将来の進路に関連していること(学位レベル以上でHEPであること)
  • ✓ 医学・歯学・医科学のコースに組み込まれた(intercalated)コースであること

同じレベルが認められるのは、学位レベル以上で高等教育機関に限られる書き方です。

レベルが上がらなくてもよい6つの場合

  • ✓ 試験の再受験や、科目の再履修をするとき
  • ✓ 学校がスポンサー資格を失ったため、別の学校で同じコースを続けるとき
  • ✓ 学生自治会の専従役員を務めたあと、中断した資格を修了するとき
  • ✓ 前の学生ビザで始めた博士課程などを修了するとき
  • ✓ 組み込みコースのあと、医学・歯学・医科学の学位を続けるとき
  • ✓ 就労実習や交換留学のために、修了までの期間を延ばすとき

延長の時期・費用・渡航の制限

申請できるのは、コース開始の3か月前からです。

今のビザが切れる前に申請し、新しいコースは28日以内に始める必要があります。

公式ページの例では、12月1日に切れるビザなら、新しいコースは12月29日までに始めるとされています。

CASを受け取ってから6か月以内、という期限もここで再び示されます。

結果を待つ間はイギリスに滞在でき、審査は通常8週間以内とされています。

費用は1人あたり£558と、医療付加金です。

結果が出るまで、イギリス・アイルランド・チャネル諸島・マン島の外へ出てはならないと書かれています。

出た場合は、申請が取り下げられたものとして扱われます。

家族の延長は、本人とは別に申請する形になります。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」Extend your visa(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザへの切り替え|できないビザが6つあります

すでにイギリスに滞在許可がある人は、学生ビザへ切り替えられる場合があります。

切り替えができないビザ

  • ✓ 訪問ビザ(visit visa)
  • ✓ 短期学生ビザ(short-term student visa)
  • ✓ Parent of a Child Student visa
  • ✓ 季節労働者ビザ(seasonal worker visa)
  • ✓ 個人宅の家事使用人のビザ
  • ✓ 入管規則の外で認められた滞在(leave outside the immigration rules)

短期学生ビザから学生ビザへは切り替えられない、という点は見落としやすいところです。

EU Settlement Schemeのsettledまたはpre-settledの資格がある人は、そもそもビザの申請が不要とされています。

切り替えの条件と費用

切り替えの条件は2つです。

イギリス国内にいること、そしてCASで示される無条件の入学許可があることです。

滞在が12か月未満なら、生活費の証明も必要になります。

費用は1人あたり£558と医療付加金で、審査は通常8週間以内です。

本人確認は、IDチェックのアプリか、UKVCASの窓口での生体情報の登録になります。

家族の切り替えも、本人とは別の申請として出す形です。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」Switch to this visa(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザで滞在できる期間と、卒業後のGraduate visa

滞在できる期間は、コースの長さと、これまでの学習歴で決まります。

18歳以上の場合の滞在期間

コースのレベル通常の滞在上限
学位レベル(18歳以上)最長5年
学位未満(18歳以上)最長2年

正確な期間は別のガイダンスで確認するように、と公式ページは案内しています。

卒業後に残るための選択肢

滞在を延ばす道として、3つが挙げられています。

  • ✓ 条件を満たして学生ビザを延長する
  • ✓ 国内にいるうちに、別のビザから学生ビザへ切り替える
  • ✓ Graduate visaへ切り替える

Graduate visaは申請日で期間が変わる

Graduate visaは、コースを修了した人が卒業後に滞在するためのものです。

申請のタイミング・学位滞在できる期間
2026年12月31日までに申請2年
2027年1月1日以降に申請18か月
博士号など(doctoral qualification)を修了3年

申請日が2027年をまたぐかどうかで、6か月の差が出る書き方になっています。

この期間の区切りは、公式ページの概要と延長の章の両方に同じ内容で書かれています。

Graduate visaの申請料や要件は、GOV.UKのこのページには記載がありませんでした。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」Overview/Extend your visa(2026年9月16日取得)

【調べてわかったこと】イギリスの学生ビザの公式ページに無かったこと

ここからは、2つのページを通しで読んで気づいたことを書きます。

資金の免除国に日本はあるが、英語の免除国に日本は無い

2つの免除リストは、載っている国が違います。

資金の証明が免除される国の一覧に日本は入っていますが、英語力の免除の一覧には入っていません。

同じページの中で、2つのリストの性格が異なることが読み取れます。

日本から申請する人にとっては、英語力の証明の準備が先に来ることになります。

具体的な学費の相場が1つも書かれていない

コース費用の金額は「CASに書かれている」とだけ書かれ、相場は示されていません。

大学名や学校名も、GOV.UKのこのページには記載がありませんでした。

つまり、学費の見積もりは公式ページだけでは立てられない作りになっています。

同じ£558が3つの場面に使われている

新規申請、延長、切り替えの金額はすべて£558です。

国内から出すか国外から出すかで、金額に差が付いていません。

差が出るのは金額ではなく、審査にかかる週数のほうです。

28日の例文が読み取りにくい

資金の保有期間について、公式ページには例が添えられています。

1月1日に申請するなら、12月1日に終わる28日間の残高を示す、という書き方です。

この例の日付の対応関係は、公式ページの文面だけでは読み取りにくいところです。

申請日が近づいたら、この点は公式ページで改めて確かめることをおすすめします。

ページの最終更新日が記録されている

今回参照したデータには、ページの更新日が記録されていました。

Student visaのページが2024年10月31日、医療付加金のページが2024年11月28日です。

金額や要件は変わることがあるため、申請の直前に公式ページを見直す価値があります。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」/GOV.UK「Pay for UK healthcare」(いずれも2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザの申請前に確認する7つのこと

公式ページの記述から、申請前に確かめておきたい点を7つに整理しました。

1. CASが手元にあるか

CASが無いと申請できないため、ここが最初の関門になります。

受け取りから6か月以内という期限も同時に確認します。

2. 学校が認可された学生スポンサーか

公式ページは、認可を受けた学生スポンサーであることを条件にしています。

認可された学校の一覧そのものは、GOV.UKのこのページには記載がありませんでした。

3. 生活費がロンドン内か外かで変わる

月£1,529と月£1,171では、9か月分で大きな差になります。

通う場所が32区の中か外かを、先に確かめておくと計算が狂いません。

4. 28日の残高の期間が申請日と合っているか

連続28日、かつ最終日が申請日から31日以内という2つの条件があります。

資金を移動させる予定があるなら、時期を先に決めておくことになります。

5. 英語力をどの方法で示すか

資格で示すのか、SELTを受けるのか、大学の判定を受けるのかで準備が変わります。

国外の学位で示す場合は、Ecctisの評価に時間を見ておく必要があります。

6. ATASと結核検査が自分に必要か

どちらも「場合により必要」として挙げられている書類です。

該当するかどうかは学校とGOV.UKの案内で確かめる形になります。

7. 医療付加金を含めた総額を出したか

申請料£558のほかに、ビザの期間に応じた医療付加金がかかります。

学生は年£776で、ビザが2年なら£1,552という例が公式に示されています。

家族を連れていく場合は、その人数分も加わります。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」/GOV.UK「Pay for UK healthcare」(いずれも2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザについてよくある質問

公式ページに答えが書かれている質問だけを集めました。

Q. 何歳から申請できますか

公式ページは、16歳以上を対象としています。

16歳と17歳の場合は、親の同意とその証拠が必要です。

私立学校に通う16歳・17歳は、Child Student visaの対象になる可能性があるとされています。

Q. 語学学校でも申請できますか

対象になるコースの中に、英語のコースが挙げられています。

条件は、CEFRのB2以上のレベルの英語コースであることです。

学校が認可された学生スポンサーであることも、あわせて必要になります。

Q. アルバイトはできますか

働ける場合がある、という書き方がされています。

働ける量は、学んでいる内容と、学期中か学期外かで変わるとされています。

具体的な時間数は、GOV.UKのこのページには記載がありませんでした。

自営業として働くことは、できないことの一覧に入っています。

Q. 日本から申請すると英語の試験は必要ですか

英語力の証明が免除される国の一覧に、日本は含まれていません。

ただし、イギリスの学校の資格や、英語で教えられた学位でも示せます。

資格が無い場合は、認定された提供機関のSELTに合格する形です。

学位レベル以上で学ぶ場合は、進学先の高等教育機関が自ら判定できるとされています。

Q. 配偶者や子どもを連れていけますか

連れていけるのは、条件を満たす学生に限られます。

政府奨学金を受けて6か月超のコースに通う人か、RQFレベル7以上で9か月以上の課程に通う人です。

2024年1月1日以降に始まる大学院課程では、博士号などか研究にもとづく上級学位が条件になります。

Q. 結果が出るまで何日かかりますか

イギリスの外から申請した場合は、通常3週間とされています。

イギリスの中から申請した場合は、通常8週間です。

書類の確認や面接が必要な場合は、これより長くなることがあります。

Q. コースが始まるどれくらい前に入国できますか

コースが6か月以下なら、開始の1週間前までです。

6か月を超えるコースなら、開始の1か月前までとされています。

いずれの場合も、ビザに記載された開始日より前には渡航できません。

Q. 申請料は返金されますか

申請の取り下げはUKVIへの連絡で申し出る形です。

返金されるのは、UKVIが処理を始めていない場合だけとされています。

医療付加金のほうは、申請が却下された場合などに全額戻ると書かれています。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」/GOV.UK「Pay for UK healthcare」(いずれも2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザのまとめ|向いている人と、確認が要る人

ここまでの内容を、判断しやすい形に整理します。

このビザが向いている人

  • ✓ 認可された学生スポンサーからCASを受け取れる見込みがある人
  • ✓ 1学年分のコース費用と、9か月分の生活費の裏付けを用意できる人
  • ✓ 学位レベル以上で学び、最長5年の滞在を見込んでいる人
  • ✓ 英語力を資格か試験で示せる人

この4つがそろっていれば、公式に示された要件の大枠は満たすことになります。

先に確認が要る人

  • ✓ 家族を連れていきたい人(対象が博士課程などに限られる書き方になっています)
  • ✓ 自営業やフリーランスとして働く予定がある人(できないことに含まれています)
  • ✓ 短期学生ビザなど、切り替えができないビザでイギリスにいる人
  • ✓ 同じレベルのコースへ移りたい人(学術的な進歩の要件があります)

この4つに当てはまる場合は、公式ページの該当の章を先に読むほうが早く進みます。

最終確認は公式ページで

金額と要件は変更されることがあります。

ビザの発給と入国の可否は、イギリス政府の判断によります。

申請の直前には、GOV.UKの該当ページで最新の記載を確かめてください。

この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」(2026年9月16日取得)

イギリスの学生ビザのこの記事を書いた人について

留学を経験しています

書き手のつばめは、留学を経験した立場からこのブログを書いています。

ただし、個別の学校名や滞在した都市名は記事に書きません。

読者が確かめられない情報を、判断の材料にしてほしくないからです。

情報は各国政府と日本の省庁の公式ページから取りました

この記事の数字と条件は、GOV.UKの2ページだけを出典にしています。

取得日は2026年9月16日です。

出典は政府のページに限り、留学の斡旋業者や情報サイトの記述は含めていません。

特定の事業者から報酬を受け取っていません

この記事には、留学業者への送客リンクを置いていません。

外部リンクは、政府の公式ページだけです。

イギリスの学生ビザの参考元・出典一覧

この記事で使った一次ソースは、次の2ページです。

この2ページに書かれていない数字や条件は、この記事にも書いていません。

公式ページは章ごとにガイダンスへの誘導が置かれており、詳細はそちらに分かれています。

実際の申請にあたっては、進学先の学校の案内とあわせて確認してください。


情報確認日:2026年9月16日

参考元:GOV.UK「Student visa」/GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」

免責:本記事は各国政府および日本の省庁が公開している情報を整理したものです。査証の発給および入国の可否は各国政府の判断によります。条件・手数料・要件は変更されることがありますので、最終的な判断の前に必ず公式サイトでご確認ください。

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