「イギリス留学の保険って、どれに入ればいいの」という質問をよく見かけます。
ところが、イギリスのビザ申請で実際に請求されるのは、日本でいう留学保険ではありません。
請求されるのはIHS(Immigration Health Surcharge=移民医療付加金)という公的な負担金です。
これを払うと、ビザの開始日からNHS(イギリスの公的医療)を無料で使えるようになります。
民間の保険とは仕組みも払い先もまったく別のものです。
留学を経験した立場から、公式の情報だけで整理します。
GOV.UKの「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」を2026年9月16日に当たりました。
公表されていない項目は、公表されていないとそのまま書きます。
日本円への換算は申請日の為替で変わるため、この記事では行いません。
■先にこの記事の結論
- ✓ ビザ申請で払うのはIHSという公的な負担金で、民間の保険商品ではありません
- ✓ 学生とその家族、ワーホリ(Youth Mobility Scheme)は年£776です
- ✓ それ以外の申請区分は年£1,035です
- ✓ 民間の医療保険を持っていても、IHSは払う必要があるとGOV.UKに明記されています
- ✓ ビザが却下された場合と、決定前に取り下げた場合は全額が戻ります
- ✓ イギリス国外からの6か月以下の申請では、IHSは不要です
イギリス 留学 保険で最初に押さえるのはIHSという公的な負担金
GOV.UKは冒頭でこう書いています。
オンラインの移民申請をする人のほとんどが、IHSを払う必要がある、という書き出しです。
払う必要があるかどうかは、申請する在留資格によって変わります。
IHSの正式名称と位置づけ
IHSはimmigration health surchargeの略です。
ページの見出しでは「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」と表現されています。
つまり「移民申請の一部として、イギリスの医療のために払うもの」という位置づけです。
保険会社と契約するのではなく、ビザの申請画面の中で支払います。
NHSを無料で使い始められるのはいつからか
GOV.UKは「ビザの開始日からNHSを無料で使い始められる」と書いています。
ただし、必要な場合はIHSをすでに支払い終えていることが前提です。
内務省(Home Office)がビザの決定を出していない段階では、NHSの治療費を払う必要があるかもしれない、と注意書きがあります。
この「まだ決定が出ていない期間」は、GOV.UKのページでは具体的な日数が示されていませんでした。
IHSを払っても無料にならないもの
ここは見落としやすいところです。
処方箋、歯科治療、視力検査、生殖補助医療の4つは、引き続き自己負担だと明記されています。
原文では prescriptions、dental treatment、eye tests、assisted conception と並んでいます。
この4つの自己負担額については、このページに記載がありませんでした。
医療を受けるときの身分証明
デジタルの在留資格を持っている場合の記載もあります。
イギリスで医療を受けるとき、share code(シェアコード)を使ってオンラインで在留資格を証明する必要があるかもしれない、とされています。
シェアコードの取得方法そのものは、このページには書かれていませんでした。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険と民間の保険はどこが違うのか
日本で「留学保険」と言うと、民間の海外旅行保険を指すことがほとんどです。
IHSはそれとは別の枠組みです。
GOV.UKが民間保険について書いている唯一の一文
このページで民間保険に触れている箇所は、注意書きの1行だけです。
「民間の医療保険を持っていても、あなたは依然としてIHSを払う必要がある」と書かれています。
原文は You still need to pay even if you have private medical insurance. です。
つまり、民間保険に入ることでIHSが免除される仕組みにはなっていません。
この記事で扱えないこと
ここは正直に書きます。
この記事で扱うのは公的な負担金です。民間の保険については、GOV.UKのページには記載がありませんでした。
保険会社の名前も、保険料の相場も、どれを選ぶべきかも、この公式ページには一切書かれていません。
そのため、この記事では民間保険の商品名や金額を書きません。
2つを並べて整理する
| 項目 | IHS(この記事で扱うもの) | 民間の保険 |
|---|---|---|
| 払う相手 | イギリスのビザ申請システム | GOV.UKのこのページに記載なし |
| 払うタイミング | ビザを申請するとき | 同上・記載なし |
| 金額 | 学生は年£776/その他は年£1,035 | 同上・記載なし |
| 使えるもの | NHS(処方箋・歯科などは自己負担) | 同上・記載なし |
| 持っていれば免除されるか | ─ | 免除されないと明記 |
表の右列が「記載なし」で埋まるのは、公式ページが民間保険を扱っていないからです。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険(IHS)を払う人と払わない人の線引き
GOV.UKは支払いの要否を、申請場所と期間の2つで分けています。
払う必要があるのはこの2つの場合
- ✓ イギリス国外から申請していて、期間が6か月を超える場合
- ✓ イギリス国内から申請していて、期間の長さを問わない場合
国内申請では期間の長短にかかわらず払う、という書き方になっています。
語学留学のように短い滞在でも、国内で申請するなら対象になります。
払わなくてよいと明記されている場合
訪問者ビザ(visitor visa)の申請では払いません。
イギリスに永住するための申請でも払いません。
イギリス国外からの6か月以下のビザ申請も、IHSは不要です。
ただしその場合、NHSの医療を使った時点で費用を払う必要があります。
無料のサービスにあたる場合を除く、という条件が付いています。
マン島・チャンネル諸島のビザ
マン島(Isle of Man)とチャンネル諸島のビザを申請する場合の記載もあります。
この場合はIHSを払う必要がなく、NHSの医療を使った時点で費用を払う形になります。
永住申請が限定的な在留許可になった場合
注意書きにこう書かれています。
永住(indefinite leave to remain)を申請したのに、限定的な在留許可しか与えられなかった場合です。
この場合はIHSを払う必要があり、在留許可が与えられる前に払うことになります。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険(IHS)の年額は学生£776・その他£1,035
金額はGOV.UKに3行で示されています。
1年あたりの3つの区分
| 対象 | 1年あたり | 公式に載っている計算例 |
|---|---|---|
| 学生・その扶養家族・Youth Mobility Scheme(ワーホリ) | £776 | 2年のビザで£1,552 |
| 申請時に18歳未満の申請者 | £776 | 計算例の記載なし |
| 上記以外のすべてのビザ・移民申請 | £1,035 | 3年のビザで£3,105 |
留学で使う学生ビザは、いちばん上の£776の行にあたります。
ワーホリ(Youth Mobility Scheme)も同じ行に並んでいます。
課金の基準は「コース期間」ではなく「ビザ期間」
GOV.UKは「払う正確な金額は、ビザの長さによって決まる」と書いています。
そのうえで「ビザは、学業のコース期間や就労期間よりも長く続くことがある」と付け加えています。
つまり、1年のコースだからIHSも1年分、とは限らない書き方です。
与えられるビザの長さを基準に計算されます。
同行する家族の分
扶養家族についての記載もあります。
18歳以上の扶養家族は、通常、本人と同額を払う必要があるとされています。
18歳未満の申請者は、区分にかかわらず年£776の行に入ります。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険(IHS)の端数の数え方
ビザがちょうど1年や2年でない場合の計算方法も示されています。
6か月以下の場合
イギリス国外からの申請で6か月以下なら、IHSは不要です。
イギリス国内からの申請なら、年額の半分を払うことになります。
公式に挙がっている例は次の2つです。
- ✓ £388=学生・その扶養家族・18歳未満の申請
- ✓ £517.50=それ以外の申請
6か月超1年未満の場合
ここは申請場所を問いません。
どこから申請しても、まるまる1年分の金額を払うと書かれています。
たとえば9か月のビザでも、1年分として扱われる書きぶりです。
1年を超える場合
1年を超えるビザは、2段階で示されています。
| ビザの長さ | 払う額 |
|---|---|
| 18か月以下 | 年額+年額の半分 |
| 18か月超2年未満 | まるまる2年分 |
2年を超える場合の数え方は、このページには書かれていませんでした。
ページに載っている計算例は、2年のビザで£1,552、3年のビザで£3,105の2つだけです。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険(IHS)の払い方と申請画面での流れ
IHSはビザを申請するときに支払います。
支払い手段はカードのみ
注意書きにはっきり書かれています。
IHSはデビットカードまたはクレジットカードで払う必要がある、とされています。
銀行振込などの他の手段については、このページに記載がありませんでした。
入力を求められるもの
- ✓ certificate of sponsorship(スポンサー証明書)を持っている場合は、その開始日と終了日
- ✓ 学生として申請する場合は、コースの日程
留学で申請する人は、コースの開始日と終了日を手元に用意しておくことになります。
家族の情報も入れる
申請時には、自分の情報に加えて扶養家族の情報も入力します。
同時に申請する家族がいる場合です。
さらに、すでにイギリスにいる合流相手の情報も必要になります。
ただし、その相手がイギリス市民、EU settled status保持者、永住許可保持者のいずれかなら不要です。
合流する場合は、相手のビザ有効期限が必要だと書かれています。
相手がIHS参照番号を持っているなら、その番号でも代えられます。
IHS参照番号は一度きり
支払いが済むと、IHS参照番号がメールで送られてきます。
同じ番号は支払い完了時に画面にも表示されます。
この番号は一度しか使えず、再申請するなら別の番号を取り直すことになります。
そのあとで申請フォームを仕上げ、ビザ申請手数料を払う流れです。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険(IHS)を払わなかったときの扱い
払い忘れや不足があった場合の手順も示されています。
まずメールが届く
UK Visas and Immigration(UKVI)からメールが届きます。
メールには支払い方法が書かれています。
送り先は、ビザ申請で登録したメールアドレスです。
受信トレイに見当たらない場合は迷惑メールフォルダを確認するように、と注意書きがあります。
支払いの期限は2種類
| 申請している場所 | メール受領後の期限 |
|---|---|
| イギリス国内 | 10営業日(10 working days) |
| イギリス国外 | 7営業日(7 working days) |
この期間内に全額を払わないと、ビザ申請は却下されると明記されています。
国外申請のほうが3営業日短い設定です。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険(IHS)が全額戻る3つの場合
返金についてはページの後半にまとまっています。
全額返金が明記されている条件
- ✓ 同じビザ申請でIHSを二重に払った場合
- ✓ ビザ申請が却下された場合
- ✓ 決定が出る前にビザ申請を取り下げた場合
この3つは、GOV.UKが「full refund(全額返金)」と書いている条件です。
返金の受け取りに手続きは要らない
この点は読み飛ばしやすいところです。
これらの理由で返金される場合、こちらから何かをする必要はないと書かれています。
支払いに使った口座またはカードへ戻されます。
誰かが代わりに払っていた場合は、その人に返金が届きます。
返金までにかかる期間
通常はビザ申請の決定が出てから6週間以内です。
異議申し立て(appeal)や行政審査(administrative review)を求めた場合は、もっと長くかかることがあります。
6週間たっても返金されない場合はUKVIに連絡するように、と案内されています。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険(IHS)が一部だけ戻る場合
全額ではなく一部が戻るパターンも決められています。
ビザが通ったうえでの3条件
- ✓ 申請したより短い期間のビザしか与えられなかった場合
- ✓ 申請に含めた扶養家族がビザを却下された場合(戻るのはその家族の分だけ)
- ✓ イギリス国内で延長や切り替えを申請し、同じ期間にIHSを二重に払った場合
扶養家族が却下されたときは、家族の分のIHSだけが返ってくる書き方です。
二重払いの端数は6か月単位で切り捨て
ここは公式に具体例が載っています。
同じ期間に二重に払っていて、その期間が6か月以上ある場合です。
返金は直近の6か月単位に切り下げられます。
公式の例では、15か月分を二重に払った場合、12か月分が返金されます。
二重に払った期間が6か月未満なら、返金はないと明記されています。
EHICを持つフルタイム学生の返金
学生向けの返金制度も別に用意されています。
次の条件を全部満たす場合に、全額または一部の返金を申請できます。
- ✓ イギリスの高等教育機関のフルタイム学生であること
- ✓ ビザの開始日が2021年1月1日以降であること
- ✓ EU加盟国・スイス・ノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインで発行されたEHICを持っていること
- ✓ 就労しておらず、学習中に就労する予定もないこと
EHICはヨーロッパの健康保険カードなので、日本のパスポートで留学する人が持っているものではありません。
対象になる期間の起点は、EHICの発行地ごとに分かれています。
| EHICの発行地 | 返金対象になる期間の開始日 |
|---|---|
| EUまたはノルウェー | 2021年1月1日以降 |
| スイス | 2021年11月1日以降 |
| アイスランドまたはリヒテンシュタイン | 2024年1月1日以降 |
申請の受付は2022年1月1日から開いていると書かれています。
返金額はEHICの有効期限の日付によって変わります。
S1証明書と医療・介護職の返金
S1証明書をNHS Business Services Authorityに登録している場合の記載もあります。
その場合、全額または一部の返金を受けられることがあります。
医療・介護の仕事に就いている人とその扶養家族にも返金の道があります。
ただし返金の対象は、医療・介護で6か月以上働いた期間に限られます。
6か月未満しか働いていない場合は、戻ってくるお金はないと書かれています。
扶養家族の分が戻るのは、家族のビザが本人と同じ期間をカバーしている場合だけです。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険(IHS)が戻らないと明記された場合
返金されないケースも、はっきり並べられています。
6つの「返金なし」
- ✓ ビザが交付されたあとに申請を取り下げた場合
- ✓ ビザ申請は通ったが、イギリスに行かなかった場合
- ✓ ビザの期限より前にイギリスを離れた場合(新しい申請のためであっても)
- ✓ ビザの期限より前に出国を命じられた場合
- ✓ 永住(indefinite leave to remain)を申請している場合
- ✓ IHSが免除される別のビザへ切り替える場合
2つ目の「ビザは通ったが行かなかった」は、留学の計画変更で起こりやすいところです。
3つ目の「期限前に出国した」も、途中帰国のときに関わってきます。
申請者が亡くなった場合
注意書きにこう書かれています。
ビザ申請者がイギリス国内で、または到着前に亡くなった場合、IHSは返金されません。
異議申し立てをしたときの扱い
異議申し立てや行政審査をした場合の返金時期も分かれています。
| 申請した場所 | 返金の時期 |
|---|---|
| イギリス国内 | 異議申し立て・行政審査が退けられてから6週間以内 |
| イギリス国外 | ビザ申請が却下されてから6週間以内 |
異議申し立てが認められ、すでに返金を受けていた場合は、IHSを払い直すことになります。
滞在期間が変わった場合や、申請より短いビザになった場合は、払い直す額が変わることがあります。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険(IHS)が免除される人の一覧
IHSを払わずにNHSを使える人の一覧も公表されています。
この場合は、参照番号を取得する必要もないとされています。
在留資格にもとづく免除
- ✓ 無期限の入国許可または在留許可を申請している人
- ✓ EU Settlement Schemeに申請している人
- ✓ 無国籍者としてイギリス滞在を申請している人
- ✓ Ukraine Extension Scheme、またはHomes for Ukraine Sponsorship Schemeのビザを申請している人
職業・身分にもとづく免除
- ✓ Health and Care Worker visaの対象となる医療・介護従事者とその扶養家族
- ✓ 外交官、および入国管理の対象外である駐留外国軍の構成員
- ✓ イギリス軍構成員の扶養家族
- ✓ 入国管理を免除されている他国軍構成員の扶養家族
- ✓ フォークランド諸島に居住する英国海外領土市民
- ✓ NATOまたは英国内のオーストラリア国防省の関係する文民職員とその扶養家族
留学やワーホリで渡航する人は、この一覧のどれにも当てはまらないのが通常です。
保護にもとづく免除
- ✓ 庇護申請者、または人道的保護を申請している人とその扶養家族
- ✓ 奴隷労働や人身取引の被害者と認定された家事労働者
- ✓ 同じく被害者と認定され、裁量による在留許可を申請している人とその扶養家族
- ✓ 人身取引や奴隷労働の被害者としてイギリス滞在を申請している人とその扶養家族
- ✓ 内務省のdomestic violence concessionが適用される人とその扶養家族
- ✓ 退去させられることが欧州人権条約第3条の権利に反する人とその扶養家族
- ✓ 地方自治体の保護下に置かれた18歳未満の子ども
ヨーロッパの医療制度にもとづく免除
2つの区分が挙げられています。
1つはS2 Healthcare Visitorに該当する人です。
もう1つはFrontier Worker permitの対象で、S1証明書を持っている人です。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険(IHS)とビザ手数料は別々にかかる
IHSはビザ申請手数料とは別に請求されます。
学生ビザの側の書きぶり
GOV.UKの学生ビザのページには、手数料が2つ示されています。
- ✓ £558=イギリス国外から学生ビザを申請する場合
- ✓ £558=イギリス国内で学生ビザへ延長または切り替える場合
同行する人がいる場合、その人数分のビザ手数料を払う必要があると書かれています。
そのうえで「申請の一部としてhealthcare surchargeも払うことになる」と続きます。
金額については「ビザがどれだけ続くかによって決まる」としか書かれていません。
具体的な数字は、IHSの専用ページ側にまとめられています。
扶養家族と延長のときの手数料
学生ビザのページには、扶養家族の手数料の欄もあります。
1人あたり£558のビザ手数料に加えて、healthcare surchargeが並記されています。
指紋と顔写真(バイオメトリック情報)の採取には手数料がかからないと書かれています。
ビザを延長する場合も、£558とhealthcare surchargeの2本立てです。
ワーホリ(Youth Mobility Scheme)の側の書きぶり
ワーホリのページでは、必要な支払いが3つ挙げられています。
- ✓ 申請手数料を払うこと(金額は£340)
- ✓ healthcare surchargeを払うこと(通常は年£776)
- ✓ 十分な個人の貯蓄があることを証明すること
ワーホリのビザは最長24か月で、延長時にも£340と£776が並んでいます。
貯蓄の必要額については、このページ内では eligibility requirements を見るように案内されています。
| ビザの種類 | 申請手数料 | IHS(年額) |
|---|---|---|
| Student visa(国外申請・国内での延長切替) | £558 | £776 |
| Youth Mobility Scheme visa | £340 | £776 |
| Youth Mobility Scheme visaの延長 | £340 | £776 |
日本円への換算は申請日の為替で変わるため、この記事では行いません。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Youth Mobility Scheme visa」(2026年9月16日取得)
【調べてわかったこと】イギリス 留学 保険のページを読んで気づいた5点
公式ページを通して読んで、気づいたことだけを書きます。
1|民間保険は免除の理由にならないと先回りして書いてある
この一文は注意書きの枠に入っています。
わざわざ注意書きにしているということは、勘違いが多い箇所だと読み取れます。
日本で先に留学保険を契約しても、IHSの支払いはそのまま残ります。
2|民間保険の情報はこのページに1件もない
保険会社名も、補償内容も、相場も出てきません。
つまり、GOV.UKのこのページだけでは「どの民間保険に入るべきか」は判断できません。
この記事でも、その部分は書かないままにしておきます。
3|「無料」と言いながら自己負担が残る
IHSを払うとNHSをfree of chargeで使えると書かれています。
ところがすぐ下に、処方箋・歯科治療・視力検査・生殖補助医療は別だと続きます。
歯の治療は自己負担、という点は留学の準備で押さえておきたいところです。
4|課金の基準がコース期間ではないと明示されている
「ビザは学業のコース期間より長く続くことがある」という1文が挟まれています。
この1文があるので、コース期間だけで金額を見積もると足りなくなる可能性があります。
実際にどれだけのビザ期間が与えられるかは、このページには書かれていません。
5|返金は「自動」と「申請」の2種類が混ざっている
却下や取り下げによる返金は、何もしなくても戻ると書かれています。
一方で、EHICを持つ学生の返金とS1証明書の返金は、自分で申請する形です。
医療・介護職の返金も「対象かどうかを確認する」という書き方で、自動ではありません。
同じ返金という言葉でも、手続きの要否が分かれています。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険の申請前に確認する7つのこと
公式ページの記述から、申請前に確かめておく項目を7つに整理しました。
1|与えられるビザの長さを確認する
金額の基準はコース期間ではなくビザ期間です。
ビザがコースより長くなることがある、と公式に書かれています。
2|自分が£776の区分か£1,035の区分かを確認する
学生・その扶養家族・ワーホリ・18歳未満は£776の行です。
それ以外のすべての申請は£1,035の行になります。
3|イギリス国内から申請するのか国外からかを確認する
6か月以下の申請では、この違いで金額が変わります。
国外からなら不要、国内からなら年額の半分という分かれ方です。
4|一緒に行く家族の人数と年齢を確認する
18歳以上の扶養家族は、通常、本人と同額を払います。
18歳未満の申請者は年£776の行です。
5|免除の一覧に自分が入っていないかを確認する
免除の一覧は公式に掲載されています。
該当する場合は、参照番号を取らずにNHSを使えるとされています。
6|支払いに使えるカードを用意する
支払い手段はデビットカードかクレジットカードです。
他人のカードで払った場合、返金はその人に届きます。
7|IHS参照番号は一度きりだと覚えておく
参照番号はメールと画面の両方で示されます。
再申請する場合は、別の番号を取り直すことになります。
メールが見当たらないときは迷惑メールフォルダを確認する、と案内されています。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険についてよくある質問
公式ページで答えが確認できるものだけを並べます。
Q1|日本でいう留学保険とIHSは同じものですか
別のものです。
IHSはビザ申請の一部として払う公的な負担金で、保険会社と結ぶ契約ではありません。
支払うとNHSをビザ開始日から無料で使えるようになります。
民間の保険については、このページには記載がありませんでした。
Q2|民間の医療保険に入っていればIHSは払わなくていいですか
払う必要があります。
GOV.UKは「民間の医療保険を持っていても、依然として払う必要がある」と明記しています。
民間保険は免除の理由として挙げられていません。
Q3|IHSを払えばNHSの治療はすべて無料になりますか
すべてではありません。
処方箋、歯科治療、視力検査、生殖補助医療は引き続き自己負担だと書かれています。
これらの自己負担額は、このページには記載がありませんでした。
Q4|NHSはいつから使えるようになりますか
ビザの開始日からです。
必要な場合はIHSをすでに払い終えていることが条件になります。
内務省の決定が出ていない段階では、NHSの治療費を払う必要があるかもしれないと注意されています。
Q5|6か月以下の語学留学でもIHSは必要ですか
申請する場所によって変わります。
イギリス国外から6か月以下のビザを申請するなら、IHSは不要です。
イギリス国内からの申請なら、年額の半分を払うことになります。
不要だった場合は、NHSの医療を使った時点で費用を払う形になります。
Q6|ビザが却下されたらIHSは戻りますか
全額が返金されると書かれています。
この返金に手続きは必要なく、支払いに使った口座やカードへ戻されます。
通常は決定が出てから6週間以内です。
Q7|ビザは通ったけれど渡航をやめた場合は戻りますか
戻りません。
「ビザ申請は成功したがイギリスに来なかった場合」は、返金しないと明記されています。
ビザ交付後に申請を取り下げた場合も同じ扱いです。
Q8|ワーホリの場合はいくらですか
Youth Mobility Scheme visaは、学生と同じ年£776の行に並んでいます。
ワーホリのページ側では「通常は年£776」という書き方です。
申請手数料は£340で、ビザは最長24か月とされています。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Youth Mobility Scheme visa」(2026年9月16日取得)
イギリス 留学 保険のこの記事を書いた人について
留学を経験しています
留学を経験した立場で、留学の情報を整理しています。
情報は各国政府と日本の省庁の公式ページから取りました
この記事の情報は、GOV.UKの3ページから取りました。
取得日は2026年9月16日です。
特定の事業者から報酬を受け取っていません
この記事に、特定の保険会社や留学事業者への広告は入れていません。
外部リンクは政府の公式ページだけです。
イギリス 留学 保険のまとめ|IHSを先に理解すると迷わない
ここまでを整理します。
この記事の内容が役に立つ人
- ✓ これからイギリスの学生ビザやワーホリビザを申請する人
- ✓ 留学の費用を見積もっていて、医療の負担分を入れ忘れていないか確かめたい人
- ✓ IHSという言葉を申請画面で初めて見て、何の請求か知りたい人
費用の見積もりでは、ビザ手数料とIHSを別々に数えるのが公式の並びに合っています。
この記事では足りない人
- ✓ 民間の海外旅行保険をどこで契約するか比べたい人
- ✓ 歯科治療や処方箋の自己負担額を知りたい人
- ✓ 2年を超えるビザのIHSを計算したい人
この3つは、今回読んだGOV.UKのページには記載がありませんでした。
最終確認は公式ページで
IHSの金額や条件は変更されることがあります。
今回参照したページの更新日は2024年11月28日と表示されていました。
申請の直前には、GOV.UKの該当ページで最新の金額を確認してください。
ビザの発給と入国の可否は、イギリス政府の判断によります。
イギリス 留学 保険の参考元・出典一覧
- ✓ GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」(2026年9月16日取得)
- ✓ GOV.UK「Student visa」(2026年9月16日取得)
- ✓ GOV.UK「Youth Mobility Scheme visa」(2026年9月16日取得)
この記事の事実は、上の3ページに書かれていることだけで構成しています。
情報確認日:2026年9月16日
参考元:GOV.UK「Pay for UK healthcare as part of your immigration application」/GOV.UK「Student visa」/GOV.UK「Youth Mobility Scheme visa」
免責:本記事は各国政府および日本の省庁が公開している情報を整理したものです。査証の発給および入国の可否は各国政府の判断によります。条件・手数料・要件は変更されることがありますので、最終的な判断の前に必ず公式サイトでご確認ください。

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