「カナダ 留学に行きたいけれど、ビザは何を取ればいいのだろう」と調べている方は多いと思います。
お金をいくら用意しておけばよいのか、働けるのかも気になるところだと思います。
先に答えを書きます。
カナダで学ぶときに要るのは「ビザ」という名前の書類ではなく、study permit(就学許可証)です。
カナダ政府の移民・難民・市民権省(IRCC)の公式ページに、この名前で案内が置かれています。
留学を経験した立場から、公式の情報だけで整理します。
IRCCの公式ページを2026年9月17日に当たりました。
公表されていない項目は、公表されていないとそのまま書きます。
日本円への換算は申請日の為替で変わるため、この記事では行いません。
金額はすべてカナダドル(CAN$)の公式表示のまま書きます。
■先にこの記事の結論
- ✓ 要るのは study permit という許可証です
- ✓ 申請料は CAN$150 と公式に示されています
- ✓ 生体情報の手数料は1人 CAD$85 です
- ✓ 許可証は「課程の長さ+90日」で出ます
- ✓ 生活費は1人あたり年 CAN$23,448 が今の基準です
- ✓ 就学中に働けるのは週24時間までです
- ✓ 課程が6か月以下なら許可証が要らない場合があります
カナダ 留学で要るのは「ビザ」ではなく study permit という許可証です
日本語では「カナダのビザ」とひとまとめに呼ばれることが多い書類です。
公式の言い方
IRCCの公式ページは、study permit を「外国籍の人が指定学習機関(DLI)で学ぶことを認める書類」だと説明しています。
原文では a document we issue that allows foreign nationals to study at designated learning institutions (DLIs) と書かれています。
この1文に「ビザ」という語は使われていません。
DLIという言葉
DLI は designated learning institution の略です。
州や準州が留学生の受け入れを認めた学校のことを指します。
学びたい学校がDLIでない場合、この許可証の対象になりません。
許可証と入国は別の話です
許可証を持っていることと、入国が認められることは同じではありません。
入国の可否はカナダ政府の判断によります。
この段落の一次ソース:IRCC「Study permit」(2026年9月17日取得・ページ更新日2026-04-24)
カナダ 留学の申請料はCAN$150、生体情報はCAD$85です
費用は2か所に分かれて書かれています。
許可証そのものの料金
IRCCの公式ページには Study permit: $CAN 150 と示されています。
これは1人あたりの金額です。
生体情報(バイオメトリクス)の手数料
申請のしかたのページに、別の金額が並んでいます。
個人で申請する場合は CAD $85 と示されています。
家族が同時に申請する場合は、合計で最大 CAD $170 とされています。
3人以上の実演家とそのスタッフが同時に就労許可を申請する場合は、最大 $CAD 255 と書かれています。
そのほかに自分で払うもの
公式ページは、第三者へ支払う費用が別に出ることがあると書いています。
挙げられているのは健康診断、警察証明、語学試験、ビザ申請センターの利用料です。
これらの金額は、IRCCの公式ページには示されていません。
この段落の一次ソース:IRCC「Study permit: How to apply」(2026年9月17日取得・ページ更新日2026-09-02)
カナダ 留学の許可証は「課程の長さ+90日」で出ます
いつまで滞在できるかは、課程の長さと連動します。
公式の書き方
公式ページには A study permit is usually valid for the length of your study program, plus an extra 90 days. と書かれています。
つまり、通常は課程の長さに90日を足した期間で出されます。
90日の使いみち
この90日をどう使うかは、人によって変わります。
帰国の準備に充てることもできますし、次の手続きを進める時間にもなります。
公式ページは、この90日の使い道を1つに限定していません。
条件を変えたいとき
許可証に書かれた条件を変えたい場合は、申請が要ると書かれています。
コープ(就業体験を含む課程)を別の学校のコープへ変える場合は、新しいコープ用の就労許可を申請することになります。
この段落の一次ソース:IRCC「Study permit: While you study」(2026年9月17日取得・ページ更新日2026-04-24)
カナダ 留学の条件は公式に5つ並んでいます
誰が申請できるかは、公式ページに箇条書きで並んでいます。
5つの条件
公式ページは You can come to Canada to study if you という書き出しで並べています。
- ✓ DLIに在籍していること
- ✓ 学費・生活費・帰りの交通費を払えるお金があると示せること
- ✓ 法を守り、犯罪歴がなく、求められれば警察証明を出せること
- ✓ 健康であり、求められれば健康診断を受けること
- ✓ 許可証が切れたらカナダを出ると審査官に示せること
お金の範囲が広いことに注意
公式が求めているのは学費だけではありません。
自分と、一緒に来る家族の生活費が入ります。
さらに、自分と家族の帰りの交通費も範囲に入っています。
「出ること」を示す条件
5つ目は、期限が来たらカナダを出ると示す条件です。
何をもって示すかは、公式ページには具体的に書かれていません。
この段落の一次ソース:IRCC「Study permit: Who can apply」(2026年9月17日取得・ページ更新日2026-01-26)
カナダ 留学でそろえる書類は入学許可とPAL/TALが軸です
書類のページには、何を用意するかが項目ごとに並んでいます。
入学許可(letter of acceptance)
公式ページは Your school will give you a letter of acceptance. と書いています。
これをオンライン申請にアップロードすることになっています。
州・準州の証明書(PAL/TAL)
学校から州・準州の証明書を受け取る項目があります。
公式の名前は provincial or territorial attestation letter で、PAL/TALと略されます。
公式ページは、多くの場合、入学の受諾と学費の一部または全部の支払いを済ませないとPAL/TALを得られないと書いています。
身分を示す書類
自分と、一緒に来る家族の1人ずつが、有効な旅券か渡航文書の写しを持つ必要があります。
理由を説明する手紙
なぜカナダで学びたいのかを説明する書類も挙げられています。
留学生としての責任を理解していることを示す、という書き方になっています。
この段落の一次ソース:IRCC「Study permit: Get the right documents」(2026年9月17日取得・ページ更新日2026-01-26)
カナダ 留学の生活費は1人あたり年CAN$23,448が今の基準です
資金の基準は、別のページに表の形で置かれています。
2026年9月1日からの表
この表は、ケベック州以外の州・準州に行く場合の金額です。
| 一緒に行く人数を含めた人数 | 1年あたりに要る額(学費を含まない) | |
|---|---|---|
| 1人 | CAN$23 | 448 |
| 2人 | CAN$29 | 192 |
| 3人 | CAN$35 | 888 |
| 4人 | CAN$43 | 572 |
| 5人 | CAN$49 | 419 |
| 6人 | CAN$55 | 736 |
| 7人 | CAN$62 | 054 |
| 8人目以降は1人増えるごとに | CAN$6 | 318を加算 |
表の見出しには、この金額に学費は含まれないと書かれています。
1年を超える課程の場合
公式ページは、1年より長い課程では最初の1年分を示すだけでは足りないと書いています。
期間全体をどう払うつもりかも説明することになっています。
ケベック州は別扱いです
ケベック州に行く場合、この表の金額は使いません。
公式ページは、ケベック州の移民・フランス語化・統合省のページを見るように案内しています。
IRCCのページには、ケベック州の金額そのものは示されていません。
この段落の一次ソース:IRCC「Proof of financial support」(2026年9月17日取得・ページ更新日2026-08-28)
カナダ 留学の資金の基準は2026年9月1日で切り替わりました
この表は1つではありません。
2つの期間が並んでいます
公式ページには、申請の時期で分かれた2つの表が置かれています。
2025年1月1日から2026年8月31日までの申請では、1人の額は CAN$22,895 でした。
2026年9月1日以降の申請では、1人の額は CAN$23,448 になっています。
差額を並べます
| 人数 | 2026年8月31日までの申請 | 2026年9月1日以降の申請 |
|---|---|---|
| 1人 | CAN$22895 | CAN$23448 |
| 2人 | CAN$28502 | CAN$29192 |
| 3人 | CAN$35040 | CAN$35888 |
| 4人 | CAN$42543 | CAN$43572 |
この記事を書いている2026年9月17日は、新しいほうの期間に入っています。
古い数字が残りやすい項目です
日本語で書かれた説明の中には、前の期間の金額がそのまま残っているものがあります。
申請の直前に、自分の申請日がどちらの期間に入るかを見ておくと安全です。
この段落の一次ソース:IRCC「Proof of financial support — funds required per year」(2026年9月17日取得)
カナダ 留学中に働けるのは週24時間までです
働ける時間は、公式ページに数字で示されています。
授業がある期間
公式ページは You can work up to 24 hours per week. と書いています。
これは校外(off campus)で働く場合の上限です。
学校が定めた休みの期間
夏休み・冬休み・リーディングウィークなど、学校が定めた休みは扱いが変わります。
公式ページは、この期間は校外で unlimited(時間の上限なし)に働けると書いています。
働き始めてよい時期
公式ページは、課程が始まってからでないとカナダで働けないと書いています。
学び始める前に働くことは認められていません。
働くための条件
公式ページが挙げている条件を並べます。
- ✓ DLIのフルタイムの学生であること
- ✓ 課程がすでに始まっていること
- ✓ 中等後の学術・職業・専門訓練の課程に在籍していること
- ✓ 有効な就学許可証を持つか、期限前に延長を申請していること
- ✓ 課程が6か月以上で、学位・ディプロマ・証明書につながること
- ✓ 社会保険番号(SIN)を持っていること
この段落の一次ソース:IRCC「Work off campus as an international student」(2026年9月17日取得・ページ更新日2026-04-15)
カナダ 留学で週20時間と書かれた許可証を持っている場合
手元の許可証と、いまの案内が食い違うことがあります。
古い印字の扱い
許可証に「週20時間まで」と印字されている人がいます。
公式ページは、その場合でも週24時間まで働けると書いています。
条件を満たし続けていることが前提だとされています。
印字が書き換わるわけではありません
公式ページには、許可証の印字を直す手続きの案内はありません。
印字が20時間のままでも24時間まで、という書き方になっています。
判断に迷ったとき
自分がこの扱いに当たるかどうかは、条件を1つずつ照らして確かめることになります。
この段落の一次ソース:IRCC「Work off campus — hours you can work」(2026年9月17日取得)
カナダ 留学の申請はオンラインだけ、生体情報は30日以内です
申請のしかたにも決まりがあります。
紙の申請はありません
公式ページは、就学許可の申請はオンラインで行うと書いています。
カナダの外にいる場合も、すでにカナダにいる場合も同じだとされています。
生体情報が要る年齢
公式ページは、14歳から79歳の人はおそらく指紋と写真が要ると書いています。
原文では probably need to give your fingerprints and photo (biometrics) という書き方です。
30日という期限
生体情報を出すようにという手紙が届きます。
公式ページは、その手紙の日付から30日以内に出すことになると書いています。
期限のある手続きなので、手紙が届いたら日付を確認しておくと安全です。
この段落の一次ソース:IRCC「Study permit: How to apply — biometrics」(2026年9月17日取得・ページ更新日2026-09-02)
カナダ 留学で就学許可が要らない人が公式に並んでいます
許可証が要らない場合も、公式ページに並んでいます。
課程が6か月以下の場合
公式ページは You don’t need a study permit if you’re coming to Canada for a program that lasts 6 months or less. と書いています。
6か月以下の課程であれば、この許可証は要らないという書き方です。
そのほかに挙げられている人
公式ページが挙げているものを並べます。
- ✓ 難民や難民申請者である子ども
- ✓ 親が難民や難民申請者である子ども
- ✓ 親がカナダ国民または永住者である子ども
- ✓ 就学前・初等・中等の学校に通う子ども
- ✓ カナダ国内で登録インディアンの地位を持つ人
- ✓ 州・準州が提供する定住・統合のコースを受ける人
- ✓ 有効な就労許可を持ち、課程が6か月以下の人
- ✓ カナダが認定した外国政府代表の家族や職員
- ✓ VFAの対象国の外国軍隊の構成員
「要らない」と「取れない」は別です
要らない場合でも、許可証を申請できないという意味ではありません。
6か月を超えて学ぶ計画がある場合は、扱いが変わります。
この段落の一次ソース:IRCC「Who can study without a permit」(2026年9月17日取得・ページ更新日2026-09-09)
カナダ 留学で17歳未満が親と離れて行く場合の決まり
未成年の扱いは、書類のページに1行で置かれています。
カストディアンという役割
公式ページは Children under the age of 17 who are not coming to Canada with a parent or legal guardian must have an appointed custodian. と書いています。
17歳未満で、親か法的な後見人と一緒に来ない子どもには、指名されたカストディアンが要るという意味です。
年齢の線
線は17歳です。
17歳未満という書き方なので、16歳以下が対象になります。
書式の中身
カストディアンの宣誓書に何を書くかは、書類のページには示されていません。
この段落の一次ソース:IRCC「Study permit: Get the right documents — custodian」(2026年9月17日取得)
【調べてわかったこと】カナダ 留学の公式ページに書かれていなかったこと
読んでいて気づいた点を、そのまま書きます。
学費そのものの相場はどこにもありません
IRCCの資金の表は、学費を含まない生活費の額です。
学費がいくらかかるかは、IRCCの公式ページには示されていません。
ケベック州の金額はIRCCにありません
ケベック州は、別の役所のページへ案内されるだけです。
数字そのものはIRCCの公式ページに置かれていません。
「ビザ」という語で説明していません
IRCCは、この書類を study permit と呼び続けています。
日本語の説明で使われる「学生ビザ」という語は、公式の名前ではありません。
審査期間の週数はこのページにありません
申請のしかたのページに、審査にかかる週数は示されていませんでした。
この段落の一次ソース:IRCC「Proof of financial support」/IRCC「How to apply」(2026年9月17日取得)
カナダ 留学の申請前に確認する7つのこと
手を動かす前に見ておく項目を並べます。
①学校がDLIかどうか
指定学習機関でなければ、この許可証の対象になりません。
②PAL/TALを受け取れる状態か
入学の受諾と学費の支払いが先に要る場合があります。
③資金の額がどちらの期間か
2026年9月1日を境に額が変わっています。
④学費と交通費を別に確保しているか
表の金額には学費が含まれていません。
⑤旅券の残り期間が足りているか
自分と、一緒に行く家族の1人ずつに旅券の写しが要ります。
⑥生体情報の30日に間に合うか
手紙の日付から30日以内という期限があります。
⑦課程が6か月を超えるかどうか
6か月以下なら、そもそも許可証が要らない場合があります。
この段落の一次ソース:IRCC「Study permit」各ページ(2026年9月17日取得)
カナダ 留学についてよくある質問
調べている途中でつまずきやすい点をまとめます。
就学許可はビザですか
IRCCの公式ページは、指定学習機関で学ぶことを認める書類だと説明しています。
「ビザ」という語では説明していません。
いくら貯金が要りますか
ケベック州以外へ1人で行く場合、2026年9月1日以降の申請では年 CAN$23,448 が基準です。
この額に学費は含まれていません。
アルバイトはできますか
授業がある期間は校外で週24時間まで、学校が定めた休みの期間は上限なしと示されています。
課程が始まる前に働くことは認められていません。
3か月だけの語学の課程でも許可証が要りますか
公式ページは、6か月以下の課程なら就学許可は要らないと書いています。
許可証はいつまで有効ですか
通常は課程の長さに90日を足した期間だと示されています。
申請料はいくらですか
公式ページには Study permit: $CAN 150 と示されています。
生体情報の手数料は、個人で CAD $85 です。
紙で申請できますか
就学許可の申請はオンラインで行うと書かれています。
17歳未満でも1人で行けますか
親か法的な後見人と一緒でない場合、指名されたカストディアンが要ります。
この段落の一次ソース:IRCC「Study permit」各ページ(2026年9月17日取得)
カナダ 留学のこの記事を書いた人について
この記事をどう作ったかを書いておきます。
留学を経験しています
留学を経験した立場から、制度の読み方を整理しています。
情報はカナダ政府の公式ページから取りました
この記事の数字は、すべてIRCCの公式ページから取りました。
取得日は2026年9月17日です。
特定の事業者から報酬を受け取っていません
この記事では、特定の留学会社や学校から報酬を受け取っていません。
そのため、どこかを勧める書き方もしていません。
カナダ 留学のまとめ|向いている人と、そうでない人
ここまでの数字を、判断に使える形に整理します。
この許可証が向いている人
- ✓ 6か月を超えて腰を据えて学びたい人
- ✓ DLIの入学許可とPAL/TALを受け取れる人
- ✓ 年 CAN$23,448 の生活費と学費・交通費を別々に用意できる人
- ✓ 週24時間の範囲で働きながら学ぶ形を想定している人
ほかの選択肢のほうが合いそうな人
- ✓ 就学が6か月以内で収まる人
- ✓ 学ぶより働くことが主な目的になる人
- ✓ 17歳未満で、カストディアンを立てる見通しが立たない人
最終確認は公式ページで
この記事の数字は、2026年9月17日にIRCCの公式ページで確認したものです。
申請料や要件は変わることがあるため、申し込む前に公式ページでご確認ください。
許可証が出るかどうかは、カナダ政府の判断によります。
情報確認日:2026年9月17日
参考元:IRCC「Study permit」/IRCC「Who can apply」/IRCC「Get the right documents」/IRCC「Proof of financial support」/IRCC「How to apply」/IRCC「While you study」/IRCC「Work off campus」/IRCC「Who can study without a permit」
免責:本記事は各国政府および日本の省庁が公開している情報を整理したものです。査証の発給および入国の可否は各国政府の判断によります。条件・手数料・要件は変更されることがありますので、最終的な判断の前に必ず公式サイトでご確認ください。

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