イギリスで英語を学びたいと思ったとき、最初につまずくのがビザです。
「語学学校に通うだけなのに、どの在留資格を取ればいいのか分からない」という声はとても多いです。
先に結論を書きます。イギリスの語学留学は、コースの長さによって入口が3つに分かれます。
6か月以下ならStandard Visitor、6か月を超えて11か月までならShort-term study visa、11か月を超えるならStudent visaです。
留学を経験した立場から、公式の情報だけで整理します。
イギリス政府のGOV.UKにある3つの公式ページを、2026年9月16日に当たりました。
公表されていない項目は、公表されていないとそのまま書きます。
金額はGOV.UKの表記どおりポンドのまま書きます。日本円への換算は申請日の為替で変わるため、この記事では行いません。
■先にこの記事の結論
- ✓ コースが6か月以下=Standard Visitorの枠で学べます。ビザが要る場合の手数料は£135です
- ✓ コースが6か月超〜11か月=Short-term study visaです。手数料は£228、医療費負担金(healthcare surcharge)は通常£776です
- ✓ コースが11か月超=Student visaです。手数料は£558です
- ✓ Short-term study visaは16歳以上、英語コース単体であること、認定機関(accredited institution)であることが条件です
- ✓ Short-term study visaは延長できず、家族の帯同もできず、有給・無給を問わず就労できません
- ✓ 語学学校の名前、授業料の相場、おすすめの都市は、今回読んだGOV.UKの3ページには記載がありませんでした
イギリスの語学留学は、コースの長さで入口が3つに分かれます
イギリスには「語学留学ビザ」という名前の在留資格はありません。
GOV.UKは、英語コースの長さを基準にして、申請すべきビザを振り分ける書き方をしています。
ここを取り違えると、そもそも申請するページが違うということになります。
基準になるのは「コースが何か月か」だけです
Short-term study visaの公式ページは、冒頭で申請の条件をこう示しています。
コースは6か月より長く、11か月を超えないものでなければならない、という書き方です。
そのうえで、6か月以下ならVisitor visaを、11か月より長いならStudent visaを申請することになると案内しています。
つまり同じ「英語を学ぶ」という目的でも、月数が1か月違うだけで入口が変わります。
「6か月ちょうど」はどちら側なのか
ここは間違えやすいところです。
公式の表記は「6 months or shorter」でVisitor visa、「longer than 6 months but not more than 11 months」でShort-term study visaとなっています。
6か月ちょうどはVisitor側、6か月と1日からShort-term study側、という線引きです。
迷ったときの公式の案内
GOV.UKは、まだはっきりしない場合は「イギリスで学ぶためにどのビザが必要かを確認してください」と案内しています。
自己判断で申請して落ちても手数料は戻りません。
学校から届く入学許可の書面に書かれたコース期間を見て、そこから逆算するのが確実です。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」(2026年9月16日取得)
イギリス語学留学の3つの入口を1枚の表で見比べる
3ページに散らばっている数字を、ひとつの表にまとめます。
表に入れたのは、GOV.UKに実際に書かれている数字だけです。
| 項目 | Standard Visitor | Short-term study visa | Student visa |
|---|---|---|---|
| 対象のコース期間 | 6か月以下 | 6か月超〜11か月 | 11か月超(11か月以下でも対象になる場合あり) |
| 申請手数料 | £135(6か月まで) | £228 | £558(国外・国内とも) |
| 医療費負担金 | 公式ページに記載なし | 通常£776 | ビザの長さで変わると記載 |
| 滞在できる長さ | 通常6か月まで | コース期間+30日、ただし合計11か月以内 | 学位課程で18歳以上は通常5年まで、学位未満は通常2年まで |
| 年齢 | 18歳未満は追加条件あり | 16歳以上 | 16歳以上(16・17歳は親の同意が必要) |
| 就労 | 不可(許可された有償業務を除く) | 不可(有給・無給・職業体験も含む) | 条件により可の場合あり |
| 延長 | 合計6か月まで、£1,172 | 不可 | 条件を満たせば可 |
| 家族の帯同 | 各自が別に申請 | 不可 | 可能な場合あり |
表を作って見えた一番大きな差
金額の差よりも、できることの差のほうが大きいです。
Short-term study visaは延長も帯同も就労もできない、と公式ページが明記しています。
一方でStudent visaは、就労・家族の帯同・延長のいずれについても可能性がある書き方になっています。
手数料以外にかかるものがある
Short-term study visaは、オンライン申請の一部として医療費負担金を支払うことになると書かれています。
これはNHS(国民保健サービス)を使えるようにするためのものだと説明されています。
手数料£228と医療費負担金£776は別々のものなので、合算して見積もる必要があります。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Visit the UK as a Standard Visitor」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Student visa」(2026年9月16日取得)
イギリス語学留学で6か月以内ならStandard Visitorが入口です
短期の語学留学で一番多いのがこの枠です。
Standard Visitorの公式ページは、観光・ビジネス・6か月までの就学などのためにイギリスを訪問できる、と冒頭に書いています。
英語コースもこの「就学」に含まれると、別の章ではっきり書かれています。
「Visit to study」の章に英語コースが明記されています
この章の1行目は「6か月まで、認定機関で学ぶために訪問できる(英語コースを含む)」という内容です。
証明しなければならないのは2つです。
- ✓ 認定を受けたイギリスの機関が提供するコースに受け入れられていること
- ✓ コースが6か月を超えないこと(通信教育のコースを除く)
認定機関は、アカデミーや公費で運営される学校(state-funded school)であってはならない、とも書かれています。
ビザが要るかどうかは国籍で変わります
ここがStandard Visitorの分かりにくいところです。
GOV.UKは、国籍によって次の3つのいずれかになる、と書いています。
- ✓ 渡航前にStandard Visitor visaを申請しなければならない
- ✓ 電子渡航認証(ETA)を申請する。ETAはビザなしで6か月までの訪問を可能にするもの
- ✓ ビザもETAも要らず、6か月まで訪問できる
どれに当たるかは公式の確認ページで調べる形になっていて、国名の一覧はこのページ本体には載っていませんでした。
ビザが不要な場合でも、Standard Visitorの要件は満たす必要があると書かれています。
入国の際に、要件や予定している活動について質問されることがあるとも書かれています。
通信教育のコースだけは6か月を超えてもよい
公式ページには「Distance learning courses」という項目があります。
通信教育なら学習の大半がイギリス国外で行われるため、コース自体は6か月より長くてもよい、という説明です。
その場合にイギリスで行える活動として、導入週への参加、対面の集中学習、進捗確認、試験や評価の受験が挙げられています。
Standard Visitorで満たすべき基本の要件
滞在の全期間にわたって有効なパスポートまたは渡航文書が必要です。
そのうえで、次のことを示せる必要があると書かれています。
- ✓ 訪問の終わりにイギリスを離れること
- ✓ 滞在中、自分と扶養家族を支えられること(他者からの資金提供でもよい)
- ✓ 帰国便または次の目的地への旅費を払えること
- ✓ 頻繁・連続した訪問で長期間イギリスに住んだり、イギリスを主な住居にしたりしないこと
就学のために訪問する場合は、これに加えて追加の要件を満たす必要があると明記されています。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Visit the UK as a Standard Visitor」(2026年9月16日取得)
イギリス語学留学で6か月超〜11か月ならShort-term study visaです
ここが、日本語で「語学留学ビザ」と呼ばれることの多い資格です。
公式ページの名前は「Study English in the UK (Short-term study visa)」で、英語コースを取る人のためのビザだと明記されています。
申請できる人の条件
まず年齢です。申請するには16歳以上である必要があります。
そのうえで、次のことを証明しなければならないと書かれています。
- ✓ 6か月より長く11か月までの英語コースに受け入れられていて、そのコースに他の科目が含まれていないこと
- ✓ コースが認定機関(accredited institution)のものであること
- ✓ 働かず、公的資金の助けも借りずに自分を支えられるだけの資金があること。または親族や友人が支援し住まいを用意できること
- ✓ 帰国便または次の目的地への旅費を払えること
「他の科目が含まれていないこと」という条件は、英語以外の授業が混ざるコースを想定していない書き方です。
18歳未満はさらに2つ
18歳未満の場合は、次の2つも必要だと書かれています。
1つ目は、イギリスへの渡航と滞在の手配を済ませていることです。
2つ目は、イギリスで学ぶことについて親または後見人の同意を得ていることです。
滞在できる長さは「コース+30日」
公式ページの書き方はこうです。
コースの長さに30日を足した期間、イギリスに滞在できます。
ただし滞在が11か月を超えないことが条件です。
つまり11か月のコースを取ると、後ろの30日は丸ごと乗るわけではありません。
10か月台のコースであれば、修了後の片づけや帰国準備に使える日数が残る計算になります。
このビザでできないこと
公式ページには「What you cannot do」という項目があり、6つ並んでいます。
- ✓ 他のコースを学ぶこと、イギリス滞在中にコースを変えること
- ✓ 公費で運営される学校(state-funded school)で学ぶこと
- ✓ 働くこと、事業を行うこと(有給・無給の労働、職業体験、就業実習を含む)
- ✓ このビザを延長すること
- ✓ 家族(扶養家族)を連れてくること
- ✓ ほとんどの給付(公的資金)や国の年金を申請すること
無給のインターンや職業体験まで含めて「できない」と書かれている点は、見落としやすいところです。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」(2026年9月16日取得)
イギリス語学留学が11か月を超えるならStudent visaになります
1年を超える長期の語学留学を考えている場合は、こちらです。
Student visaの公式ページは、英語コースについて「CEFRのB2以上の英語コース」であれば対象になると書いています。
ここがShort-term study visaとの大きな違いです。
学校側に「ライセンス」が必要です
Student visaは、licensed student sponsor(認可を受けた学生スポンサー)からコースの席を提供されていることが前提です。
学校は入学を認めた後、CAS(Confirmation of Acceptance for Studies)という参照番号を発行します。
このCASが無ければビザ申請そのものができません。
そしてCASを受け取ってから6か月以内に申請しなければならない、とも書かれています。
資金の条件だけは具体的な金額が示されています
Student visaのページは、生活費の基準額をはっきり書いています。
| 学ぶ場所 | 1か月あたりに必要な額 | 対象期間 |
|---|---|---|
| ロンドン内のコース | £1,529 | 最大9か月分 |
| ロンドン外のコース | £1,171 | 最大9か月分 |
ここでいうロンドンとは、シティ・オブ・ロンドンと32のロンドン区を指す、と定義まで書かれています。
この資金は28日間続けて口座にあることが必要です。
そして28日間の終了日が、申請日から31日以内であることも条件になっています。
コース費用についても、1学年分(最大9か月分)を払えるだけの資金が必要だと書かれています。
ただし有効なビザで12か月以上イギリスにいた人は、この資金証明が不要になると書かれています。
英語力の証明が求められます
Student visaは、申請時に英語力の証明が通常必要だと書いています。
| 学ぶ内容 | 求められる水準 |
|---|---|
| 学位レベル以上 | CEFR B2に相当 |
| 学位レベル未満 | CEFR B1 |
証明の方法は、イギリスの学校の資格、イギリスの機関の学位、英語で教えられた国外の学位、承認プロバイダの英語試験(SELT)の合格の4つです。
国外の学位で証明する場合は、Ecctisという機関の評価を受けてコードを取得する必要があると書かれています。
滞在できる長さと、その後の選択肢
18歳以上で学位レベルのコースなら、通常5年まで滞在できると書かれています。
学位レベル未満なら、通常2年までです。
修了後はGraduate visaに切り替えられる場合があり、2026年12月31日までに申請すれば2年、2027年1月1日以降の申請なら18か月と書かれています。
博士課程などの博士号を修了した場合は3年です。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Student visa」(2026年9月16日取得)
イギリス語学留学の学校は「認定機関」かどうかで決まります
3つの入口のどれを選んでも、学校側の資格が問われます。
Short-term study visaの公式ページは、英語コースが「accredited institution(認定機関)」のものでなければならないと書いています。
認定機関の条件は2通り
公式ページによると、認定機関は次のどちらかに当たる必要があります。
1つは、student sponsor licence(学生スポンサーの許可)を持っていることです。
もう1つは、有効な認定を受けていて、指定された団体の一覧に載っていることです。
認定を出す団体は10あります
公式ページに並んでいる団体を、そのまま数えると10でした。
- ✓ Accreditation Service for International Colleges
- ✓ Accreditation UK
- ✓ British Accreditation Council
- ✓ Education and Training Inspectorate(北アイルランド)
- ✓ Estyn(ウェールズ)
- ✓ Education Scotland
- ✓ Independent Schools Inspectorate
- ✓ Office for Standards in Education(Ofsted)
- ✓ Office for Students
- ✓ Quality Assurance Agency for Higher Education
学校を選ぶときは、この10のどれかの認定を持っているかを学校側に確認するのが確実です。
国外の教育機関から来る場合の枠もあります
国外の高等教育機関に在籍していて、英語コースの一部をイギリスで受ける場合も、Short-term study visaを申請できると書かれています。
その機関に求められる条件は3つです。
- ✓ 自国の認定を持っていること
- ✓ 教育プログラムの半分を超える部分をイギリスで提供していないこと
- ✓ イギリスの学位に相当するプログラムを提供していること
日本の大学に在籍したまま英語コースの一部をイギリスで受ける形なら、ここに当たる可能性があります。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」(2026年9月16日取得)
イギリス語学留学の申請で提出する書類を並べます
Short-term study visaの公式ページには、提出書類の章があります。
申請時に必ず出すものとして、4つが挙げられています。
全員が出す4点
- ✓ 有効なパスポートまたはその他の渡航文書
- ✓ 滞在中に自分を支えられることの証拠(例:直近6か月の銀行取引明細や給与明細)
- ✓ 滞在予定先と渡航計画の詳細
- ✓ コース費用を支払った証拠、または支払えるだけの資金があることの証拠
3つ目には「ビザが下りるまで宿や航空券の代金を支払うべきではありません」という注意が添えられています。
これは先に予約して落ちたときの損を避けるための書き方です。
場合によって追加される書類
次の3つは、当てはまる人だけが出すものとして挙げられています。
- ✓ 結核(TB)検査の結果。検査が必要な国から申請する場合
- ✓ 母国の親または後見人の少なくとも1名の連絡先。18歳未満の場合
- ✓ 英語またはウェールズ語でない書類の認証翻訳
日本語の書類を出すときは、認証翻訳が必要になるという理解になります。
コースに関する書面は中身まで指定されています
公式ページは、学んでいるコースの書面での証明が必要だと書いています。
例として挙げられているのは、教育機関からの入学許可書です。
その書面には、コース名、期間、費用(宿泊費を含む)が記載されている必要があるとされています。
状況によっては、申請国での滞在許可や、学費を支援する人の職業・収入・貯蓄の証拠も求められると書かれています。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」(2026年9月16日取得)
イギリス語学留学の申請手順を公式の順番どおりに並べます
手順そのものは、3つの入口でよく似ています。
共通しているのは、オンラインで申請し、ビザ申請センターで本人確認をする、という流れです。
手順1:コースの期間を確定させる
ここで入口が決まるので、最初にやることです。
6か月以下か、6か月超〜11か月か、11か月超かを確認します。
手順2:申請できる時期を確認する
Short-term study visaは、渡航の3か月前から申請できると書かれています。
Standard Visitor visaも、渡航の3か月前からです。
Student visaは国外からなら開講の6か月前、イギリス国内からなら3か月前が最も早い申請時期です。
手順3:オンラインで申請する
Short-term study visaは、イギリスに来る前にオンラインで申請しなければならないと書かれています。
申請を始めた後で保存して、後から続きを入力することもできます。
手順4:ビザ申請センターの予約を取る
オンライン申請の一部として、ビザ申請センターの予約が必要になります。
Standard Visitorのページには、ビザ申請センターが別の国にある可能性があるので時間に余裕を持つように、という注意まで書かれています。
センターでは、パスポートでの本人確認、指紋と顔写真(生体情報)の採取、必要書類の提出を行います。
パスポートはその日のうちに返却されると書かれています。
手順5:結果を待つ
| ビザ | 結果までの目安 |
|---|---|
| Short-term study visa | 通常3週間以内 |
| Standard Visitor visa | 通常3週間以内 |
| Student visa(国外から) | 通常3週間以内 |
| Student visa(国内から) | 通常8週間以内 |
いずれも、追加料金を払ってより早い判断を得られる場合があると書かれています。
結果は内務省からメールで通知され、次に何をすべきかが説明されます。
申請の取り消しを求めることもできますが、返金はUKVIが処理を始めていない場合に限られると書かれています。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Visit the UK as a Standard Visitor」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Student visa」(2026年9月16日取得)
イギリス語学留学で18歳未満が申請するときの追加条件
高校生や中学生の語学留学では、ここが本題になります。
Short-term study visaもStandard Visitorも、18歳未満には別途の条件を置いています。
ひとりで渡航する場合
18歳以上の同伴者なしでイギリスへ渡航することはできる、と書かれています。
ただし両親(単独親権なら片方の親)または法定後見人からの書面による同意が必要です。
同意の対象として挙げられているのは、ビザ申請、イギリスへの渡航、イギリスでの生活と世話の手配、到着後の計画の4つです。
到着後にどうやって滞在先まで行くか、誰が迎えに来るかまで書く必要があると示されています。
滞在先について出す情報
- ✓ 滞在先の人の氏名と生年月日
- ✓ 住む予定の住所
- ✓ 世話をしてくれる人との関係の詳細
- ✓ 滞在中に世話をすることについての書面での同意
書面での同意は、イギリス到着時に写しを持っておくようにと書かれています。
28日を超えて近親者以外に世話される場合
近親者でない人に28日を超えて世話される場合は、親・後見人・学校が地方当局に届け出る必要があると書かれています。
これはprivate foster careと呼ばれる扱いです。
18歳未満で障害がある場合も、同じ届け出の対象として挙げられています。
スコットランドと北アイルランドでは異なる規則があるとも書かれています。
大人と一緒に渡航する場合
18歳以上の人と一緒に渡航する場合は、その人をビザ申請の中で指名する必要があります。
指名できるのは最大2名までです。
その人がビザを必要とする場合は、それぞれが別々に申請する必要があると書かれています。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Visit the UK as a Standard Visitor」(2026年9月16日取得)
【調べてわかったこと】イギリス語学留学の公式ページに書かれていなかったこと
ここは、読んで「無かった」ことをそのまま書く章です。
日本語の情報でよく見かける項目のうち、GOV.UKの3ページには載っていないものがいくつもありました。
語学学校の名前は1校も出てきません
今回読んだ3ページに、具体的な語学学校の名前は記載がありませんでした。
書かれているのは、認定を出す団体の名前だけです。
学校が条件を満たすかどうかは、学校側に確認するしかない作りになっています。
授業料の相場も、おすすめの都市も載っていません
授業料の金額、相場、都市ごとの比較は、GOV.UKの3ページには記載がありませんでした。
ロンドンという地名は出てきますが、これは生活費の基準額を分ける区分としてだけです。
どの街が学びやすいか、といった評価は公式ページの役目ではない、ということです。
Short-term study visaには、資金の具体的な金額が書かれていません
これが3ページを読み比べて一番はっきりした違いです。
Student visaは£1,529と£1,171という月額をはっきり書いています。
一方、Short-term study visaとStandard Visitorのページには、必要な資金額の数字が記載されていませんでした。
書かれているのは「働かず、公的資金にも頼らず自分を支えられるだけの資金」という定性的な表現だけです。
いくら用意すれば通るのか、という基準は公表されていない、という読み方になります。
Short-term study visaには英語力の要件が書かれていません
英語を学ぶためのビザなので当然とも言えますが、明記しておきます。
Short-term study visaのページには、CEFRの水準や英語試験に関する記載がありませんでした。
対してStudent visaは、学位レベル以上でB2相当、学位レベル未満でB1と表で示しています。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Student visa」(2026年9月16日取得)
【調べてわかったこと】イギリス語学留学の3ページは、同じ言葉を少し違う意味で使っています
3つのページを続けて読むと、言葉のずれが見えてきます。
同じ「accredited institution」でも、求めている中身が完全には一致していません。
Visitor側は「アカデミー・公立校は不可」と書き、Short-term study側は10団体を並べる
Standard Visitorの「Visit to study」は、認定機関がアカデミーや公費運営の学校であってはならない、という除外の書き方をしています。
Short-term study visaのほうは、認定を出す団体を10並べる列挙の書き方です。
同じ語でも、確認のしかたがページによって違うので、申請するビザのページ側の書きぶりに合わせるのが安全です。
Standard Visitorの案内は「Visitor visa」と「Standard Visitor visa」が混在します
Short-term study visaのページは、6か月以下のコースなら「Visitor visa」を申請することになると書いています。
一方、リンク先のページの名前は「Standard Visitor」です。
日本語で検索すると別物のように見えますが、GOV.UK上では同じ入口を指しています。
Student visaの資金の例文は、日付の取り方が読み取りにくい書き方でした
Student visaのページは、資金を28日間続けて保有し、その終了日が申請日から31日以内であること、と書いています。
そのうえで例として、1月1日に申請するなら12月1日に終わる28日間の保有を示す必要がある、と書かれています。
本文の「31日以内」という条件と例文の日付は、そのまま読み合わせると分かりにくい書き方になっていました。
ここは推測を書かず、実際の日付の取り方は申請前に公式の資金ガイダンスで確認してください、とだけ書いておきます。
「11か月」という数字が、2つの意味で出てきます
Short-term study visaでは、コースの上限と滞在の上限の両方が11か月です。
そしてStandard Visitorの手数料表にも、医療目的の11か月という枠があります。
同じ11か月でも中身は別物なので、語学留学で見るのはShort-term study visa側の11か月です。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Visit the UK as a Standard Visitor」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Student visa」(2026年9月16日取得)
イギリス語学留学の申請前に確認する7つのこと
ここまでの内容を、申請前のチェックリストにします。
どれもGOV.UKに書かれている条件から作ったものです。
1.コースの期間を、入学許可の書面で確認しましたか
6か月以下か、6か月超〜11か月か、11か月超かで申請先が変わります。
2.学校が認定機関かどうかを確認しましたか
学生スポンサーの許可を持っているか、10団体のいずれかの認定を持っているかです。
3.自分の国籍でビザが必要かを確認しましたか
Standard Visitorの枠では、ビザ・ETA・どちらも不要の3通りに分かれます。
ビザが不要でも、要件を満たしていないと入国時に質問されることがあると書かれています。
4.コースに英語以外の科目が混ざっていませんか
Short-term study visaは、他の科目を含まない英語コースであることを条件にしています。
5.結核検査が必要な国からの申請かを確認しましたか
必要な場合は、検査結果の提出が求められます。
Standard Visitorのページでも、6か月を超える訪問では結核検査の証明が必要になる場合があると書かれています。
6.宿や航空券の支払いを先に済ませていませんか
公式ページは、ビザが下りるまで宿泊や渡航の支払いをしないよう書いています。
7.手数料のほかに医療費負担金を見込んでいますか
Short-term study visaは手数料£228に加えて、医療費負担金が通常£776かかると書かれています。
日本円への換算は申請日の為替で変わるため、この記事では行いません。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Visit the UK as a Standard Visitor」(2026年9月16日取得)
イギリス語学留学についてよくある質問
検索でよく出てくる疑問に、公式ページの記載の範囲だけで答えます。
書かれていないものは、書かれていないと答えます。
語学留学しながらアルバイトはできますか
Short-term study visaではできません。
公式ページは、働くことも事業を行うこともできないと書いていて、有給・無給の労働、職業体験、就業実習も含むとしています。
Standard Visitorも、イギリスの企業のための有給・無給の労働や自営はできないとしています。
Student visaだけは「働ける場合がある」という書き方で、学ぶ内容と学期中かどうかで変わると説明されています。
Short-term study visaは延長できますか
できません。
公式ページの「できないこと」の一覧に、このビザの延長が明記されています。
滞在中にコースを変えることもできない、と同じ一覧に書かれています。
Standard Visitorの滞在は延長できますか
6か月未満の滞在許可を持っている場合、合計6か月までの範囲で延長を申請できると書かれています。
費用は£1,172で、超特急サービスを使う場合はさらに£1,000です。
6か月を超えて滞在を申請できるのは、治療中の患者、要件を満たす学者、PLABの再受験者や臨床実習をする人に限られます。
語学留学は、この例外には含まれていません。
家族を連れて行けますか
Short-term study visaでは、扶養家族を連れてくることはできないと書かれています。
Standard Visitorでは、家族もそれぞれが自分の申請をして手数料を払い、自分の予約でビザ申請センターに行く形です。
Student visaは、パートナーと子どもを帯同できる場合があると書かれています。
ETAだけで語学学校に通えますか
Standard Visitorのページは、ETAはビザなしで6か月までの訪問を可能にするものだと書いています。
そして6か月までの就学は、Standard Visitorの許可された活動に含まれています。
ただしビザが不要な場合でも、Standard Visitorの要件と就学の追加要件は満たす必要があると書かれています。
どの国籍がETAの対象かは、公式の確認ページで調べる形になっていました。
何歳から申請できますか
Short-term study visaは16歳以上です。
Student visaも16歳以上で、16歳と17歳は親の同意とその証拠が必要です。
16歳・17歳でイギリスの私立学校に通う場合は、Child Student visaの対象になる可能性があるとも書かれています。
Standard Visitorのページでは、4歳から17歳が私立学校で学ぶ場合の選択肢としてChild Student visaが挙げられています。
コースが始まる何日前から入国できますか
Student visaについては書かれています。
コースが6か月以下なら1週間前まで、6か月を超えるなら1か月前までに到着できるとされています。
ただしビザに記載された開始日より前に渡航してはいけない、とも書かれています。
Short-term study visaのページには、入国できる時期についての同様の記載がありませんでした。
語学学校はどこがよいですか
今回読んだGOV.UKの3ページには、学校の推薦や比較の記載がありませんでした。
公式ページから言えるのは、認定機関であるかどうかという1点だけです。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Visit the UK as a Standard Visitor」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Student visa」(2026年9月16日取得)
イギリス語学留学のこの記事を書いた人について
書き手の立場をはっきりさせておきます。
留学を経験しています
留学を経験した立場で、これから行く人が迷いやすいところを中心に書いています。
ただし記事の中の事実は、自分の記憶ではなく公式ページの記載だけを根拠にしています。
情報は各国政府と日本の省庁の公式ページから取りました
この記事は、イギリス政府のGOV.UKにある3ページを2026年9月16日に確認して作りました。
特定の事業者から報酬を受け取っていません
留学エージェントや語学学校から報酬を受け取って書いた記事ではありません。
記事内の外部リンクは、イギリス政府の公式ページだけです。
イギリス語学留学のまとめ|向いている人・向いていない人
最後に、3つの入口の選び方を整理します。
Short-term study visaが合いそうな人
半年を少し超えて、1年未満で英語だけを集中して学びたい人です。
16歳以上で、滞在中に働く予定がなく、家族の帯同も考えていない人が対象になります。
Standard Visitorで足りる人
コースが6か月以下に収まる人です。
手数料も£135と3つの中では最も低く、国籍によってはビザ自体が不要になります。
この枠が向いていない人
働きながら長期で滞在したい人には、Short-term study visaは向きません。
就労が一切できず、延長もできず、家族も呼べないと公式に書かれているためです。
1年を超えて学びたい場合は、Student visaの条件を満たせるかを先に確かめることになります。
最終確認は必ず公式ページで
ビザの発給と入国の可否は、イギリス政府の判断によります。
手数料や要件は変わることがあるので、申請の前にGOV.UKの該当ページで最新の内容を確認してください。
イギリス語学留学の参考元・出典一覧
この記事で使った一次ソースは3つです。
- ✓ GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」
- ✓ GOV.UK「Visit the UK as a Standard Visitor」
- ✓ GOV.UK「Student visa」
いずれも2026年9月16日に確認しました。
この段落の一次ソース:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Visit the UK as a Standard Visitor」(2026年9月16日取得)/GOV.UK「Student visa」(2026年9月16日取得)
情報確認日:2026年9月16日
参考元:GOV.UK「Study English in the UK (Short-term study visa)」/GOV.UK「Visit the UK as a Standard Visitor」/GOV.UK「Student visa」
免責:本記事は各国政府および日本の省庁が公開している情報を整理したものです。査証の発給および入国の可否は各国政府の判断によります。条件・手数料・要件は変更されることがありますので、最終的な判断の前に必ず公式サイトでご確認ください。

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