ニュージーランドへ留学したあと、そのまま現地で働けるのでしょうか。
学校を卒業した日に、荷物をまとめて帰国するしかないのか。
結論から書くと、ニュージーランドには「Post-Study Work Visa」という、留学の出口にあたる就労ビザが用意されています。
公式ページの見出しには、滞在できる期間は最長3年、費用はNZD $1670から、と表示されています。
留学を経験した立場から、公式の情報だけで整理します。
ニュージーランド移民局(Immigration New Zealand)のPost-Study Work Visaの公式ページを、2026年9月16日に当たりました。
公表されていない項目は、公表されていないとそのまま書きます。
日本円への換算は申請日の為替で変わるため、この記事では行いません。
■先にこの記事の結論
- ✓ 滞在できる期間は最長3年で、学んだ資格のレベルと学習期間によって変わります
- ✓ 費用は公式表示でNZD $1670から、別に生活費としてNZD $5,000の残高証明が要ります
- ✓ 申請の期限は、学生ビザの失効から3か月・6か月・12か月の3本立てです
- ✓ 学位レベル7以上なら仕事の種類は問われず、それ以外は学んだ内容に関係する仕事に限られます
- ✓ パートナーと子どもを帯同できる仕組みがあり、永住につながるビザだと公式に明記されています
- ✓ このビザを取れるのは生涯に1度だけです
ニュージーランドの就労ビザ(Post-Study Work Visa)とは何か|留学の出口にある1本
Post-Study Work Visaは、ニュージーランドでの勉強を終えた直後に働きたい人のためのビザです。
公式ページの冒頭には、何を学んだかに応じて最長3年間、滞在して働けると書かれています。
つまりニュージーランドの就労ビザのなかでも、これは「留学生だった人のための出口」として設計された1本です。
公式ページの見出しに並んでいる4つの数字
ページの上部には、4つの箱が並んでいます。
滞在できる期間は「Up to 3 years」です。
費用は「From NZD $1670」です。
審査にかかる日数は「80% within 4 weeks」と表示されています。
そして4つ目が「Can lead to a resident visa:Yes」、つまり居住ビザにつながり得る、という表示です。
申請の前提になる4つの条件
公式ページは、申請する人が満たすべきことを4行で示しています。
- ✓ ニュージーランドで、承認された資格の勉強を最近終えたこと
- ✓ 学生ビザの失効から3か月・6か月・12か月のいずれか以内に申請すること
- ✓ 生活費としてNZD $5,000以上を持っていること
- ✓ このビザのそのほかの要件を満たすこと
このビザは一生に1度しか取れません
公式ページには「You can only have this visa once.」という1行があります。
ニュージーランドの就労ビザのなかで、この1本は使い切りだということです。
留学を重ねて2回取る、という使い方は想定されていません。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザを申請できる人|学位レベル7以上と、それ以外
このビザは、持っている資格のレベルで扱いが二手に分かれます。
分かれ目は「degree level 7 以上」か「non-degree level 7 以下」かです。
学位レベル7以上に含まれるもの
公式ページは、レベル8の大学院ディプロマを挙げています。
レベル9の修士号も含まれます。
レベル10の博士号も同じ枠です。
この枠に入ると、ニュージーランドの就労ビザとしての制限がいちばんゆるくなります。
学位ではないレベル7以下の資格
こちらは、対象資格のリストに載っていることが条件です。
さらに、学んだ内容に関係する仕事に就く意思が求められます。
リストに載っていない資格は、この就労ビザの対象になりません。
資格そのもの以外に見られる4つのこと
健康状態が良いことが挙げられています。
人物面で問題がないことも条件です。
ニュージーランドへ来る理由が本物であること、と書かれています。
そして、滞在中の費用を払えるだけのお金があることです。
学習期間は30週がひとつの線です
学位レベル7以上の資格で申請する場合、ニュージーランドでフルタイムで30週以上学んでいる必要があります。
学位ではないレベル7以下の資格の場合は、その資格取得に必要な全期間をフルタイムで学ぶことが条件です。
資格の証明としては、資格証の写し・成績証明書・修了を確認する教育機関の手紙のいずれかを出します。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザで滞在できる期間|公式は「最長3年」までしか書いていません
滞在できる期間は、最長3年です。
公式ページは、その長さが「資格のレベル」と「学習に費やした期間」で決まる、と説明しています。
1年・2年・3年という3つの長さがあります
生活費の説明のところに、手がかりが1行だけあります。
「This applies to visa applications for 1, 2 or 3 years.」と書かれており、1年・2年・3年の申請があることが分かります。
つまり全員が3年もらえるわけではありません。
レベル別の年数の内訳は、このページには出ていません
どのレベルなら何年、という対応表を探しました。
Post-Study Work Visaの公式ページには、レベルごとの年数の一覧は記載がありませんでした。
ページ内には「Staying to work after finishing your study」という別ページへの案内が置かれているだけです。
ですので、自分が何年もらえるかは、申請前に移民局の該当ページで確認することになります。
ビザが始まる日はいつからか
申請の承認時に国外にいた場合、ビザはニュージーランドに入国した日から有効になります。
すでにニュージーランドにいる場合は、ビザを受け取った日から有効です。
そして、ビザが切れる前にニュージーランドを出ることが求められます。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザの申請期限|3か月・6か月・12か月の3本立て
この記事でいちばん取り違えやすいのが、申請の期限です。
基本は、学生ビザが失効してから3か月以内です。
基本の3か月
資格を取り終えたら、その資格に対応する学生ビザの終了日から3か月以内に申請します。
学士号のあとに、続けてオナーズや大学院ディプロマを取った場合も同じ枠です。
この場合は、2つ目の資格の学生ビザ終了日から3か月以内になります。
博士号だけ6か月
博士号を取った人は、学生ビザの失効から6か月以内です。
さらに博士課程の場合は、論文を提出した後に申請できる、と書かれています。
30週未満の上位資格を続けた人は12か月
対象資格を取ったあと、すぐに上位の資格へ進んだ人の話です。
その上位資格の学習が30週未満で、ビザの要件を満たさない場合があります。
その場合は1つ目の資格を根拠に、1つ目の学生ビザ失効から12か月以内に申請できます。
公式ページは、大学院ディプロマを30週以上フルタイムで学び、そのあと修士を30週未満で終えた例を挙げています。
期限は移民局が記録で照合します
公式ページには「We will check our records to make sure that you are applying in time.」とあります。
また、学生ビザに記録された資格を修了しなかった場合、この就労ビザは承認されないことがあると明記されています。
滞在中は常に有効なビザを保持することも、条件として書かれています。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザの費用|申請料NZD $1670からと、生活費NZD $5,000
お金の話は、2つに分けて考えると分かりやすくなります。
払う申請料と、持っていることを示す生活費です。
申請料はNZD $1670から
公式ページの費用欄は「From NZD $1670」です。
「From」とあるとおり、これは下限の表示です。
日本円への換算は申請日の為替で変わるため、この記事では行いません。
正確な金額は、国を選ばないと表示されません
公式ページには「How to pay and submit」という節があります。
ところがそこには、国の情報を入れるまで手続きと費用は表示できない、と書かれています。
つまり日本から申請する場合の正確な申請料は、公式ページを開いただけでは記載がありませんでした。
自分の国を選んだうえで、その場に出る金額を見る作りになっています。
生活費はNZD $5,000以上の残高証明
申請のときに、自分名義の銀行取引明細などを出します。
示す金額は、滞在全体でNZD $5,000以上です。
この金額は、1年・2年・3年のどの申請でも同じだと明記されています。
そして入国時にも、この書類の提示を求められることがあります。
審査にかかる日数
公式ページの表示は「80% within 4 weeks」です。
80%が4週間以内、という書き方であって、全員が4週間で終わるという意味ではありません。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザでできる仕事|レベル7以上は「どんな仕事でも」
働き方の条件も、資格のレベルで分かれます。
ここは、このビザでいちばん差がつくところです。
学位レベル7以上の場合
ニュージーランドのどこでも、どんな仕事でもできる、と書かれています。
ただし条件が4つ付いています。
- ✓ その仕事が合法であること
- ✓ 商業的な性的サービスを提供しないこと
- ✓ 商業的な性的サービスを提供する事業に投資・運営しないこと
- ✓ その職業に必要な登録があるなら、それを持っていること
自分で事業をすることもできます
個人事業主になることや、事業を所有することは認められています。
ただし所有者として事業を運営する場合、人を雇うことはできません。
自分で直接雇う場合はもちろん対象です。
事業のマネージャーが代わりに雇う、という間接的な形も認められていません。
学位ではないレベル7以下の場合
資格が対象リストに載っていることが前提です。
そのうえで、学んだ内容に関係する仕事に就く必要があります。
この条件は、発給されたビザの条件欄に書き込まれます。
働きながら勉強できる範囲
12か月のうち、最大3か月まで勉強できます。
雇用主が業務として求める学習は、別扱いになる場合があります。
3か月より長く学びたい場合は、ビザ条件の変更(variation of conditions)を申請します。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザの健康と人物の要件|X線と警察証明の線引き
健康と人物については、全員が同じ書類を出すわけではありません。
滞在の長さと、これまでどこにいたかで、必要な書類が変わります。
滞在が6か月・12か月より短いとき
滞在が6か月未満なら、通常は胸部X線は不要と書かれています。
滞在が12か月未満なら、通常は健康診断書は不要です。
滞在が6か月を超えるとき
結核(TB)の発生率が低くない国の国籍を持つ人は、胸部X線が必要です。
過去5年間に、そうした国で3か月を超えて過ごした人も同じです。
前にX線証明を出していても、条件によっては新しいものを出し直します。
警察証明が要る人
17歳以上で、ニュージーランド滞在の合計が24か月以上になる人が対象です。
この合計には、過去に別のビザで滞在した期間も含まれます。
提出する証明は、申請時点で発行から6か月未満のものです。
取り寄せ先は、自分が国籍を持つ国です。
17歳になってから5年を超えて滞在した国も対象になります。
過去の申請で出していて、発行が24か月以内であれば、出し直しは不要です。
来る理由が本物かどうかも見られます
移民局は、申請書に添えた情報を見て判断すると書いています。
移民局が持っている個人の事情の情報も使われます。
そして、過去に自分が提出した情報とも突き合わせられます。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザの申請に必要な書類|オンラインと紙で違うところ
申請時に出す書類は、公式ページに4項目で並んでいます。
| 書類 | 公式ページの記載 |
|---|---|
| パスポート | 写しを提出。紙申請の場合は指定の形式が必要 |
| 写真 | オンラインは1枚、紙申請は2枚 |
| 資格の証明 | ニュージーランドで取得した資格の証明 |
| 警察証明 | 必要な場合のみ。英語以外は翻訳を添付 |
| 残高の証明 | NZD $5,000以上を示す自分名義の銀行明細 |
パスポートの有効期限
パスポートや身分証明書は、ニュージーランドを出る予定日から3か月以上の有効期間が必要です。
期限が近い人は、先にパスポートを更新しておく必要があります。
翻訳のルール
英語以外の警察証明と医療証明には、認証された英訳を付けます。
原本の写しも一緒に出します。
翻訳は、移民局の要件を満たす人が行う必要があります。
申請したあとに求められるもの
申請後に、健康診断や胸部X線の証拠を求められることがあります。
人物証明としての警察証明も、あとから求められる場合があります。
健康診断の予約は、到着予定の3か月前より早く受けないように、と書かれています。
国によって追加される書類
公式ページは、中国・香港・マカオからの申請者に補足フォームを求めています。
フランス領ポリネシアやニューカレドニアからの申請者にも、別の指定があります。
日本からの申請者に固有の追加書類は、このページには記載がありませんでした。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザのオンライン申請の流れ|公式の5ステップ
公式ページは、オンライン申請を5つのステップで説明しています。
ステップ1|資格を修了する
ニュージーランドの資格を修了してから申請します。
この時点で、3か月・6か月・12か月のどの期限に当たるかを確認します。
ステップ2|書類をそろえる
資格の証明、身分の証明、写真、残高証明を用意します。
公式には申請の手引き(INZ 1016)というPDFも用意されています。
パスポートの取り直しが要る人は、ここで時間を見ておきます。
ステップ3|申請して料金を払う
オンラインのアカウントにログインして申請します。
アカウントが無い場合は、その場で作ります。
申請書の入力、書類のアップロード、料金の支払いをこの画面で済ませます。
ステップ4|結果を待つ
追加の情報が必要な場合は、移民局から連絡が来ます。
待っている間に今のビザが切れる場合、通常はインテリムビザ(Interim Visa)が出されます。
これは、合法的に滞在を続けるための仕組みです。
ステップ5|結果を確認する
状況はアカウントにログインして確認します。
決定が出ると、メールで知らせが届きます。
承認されると、eVisaが発行され、その写しがメールで送られます。
紙で申請する場合
紙の申請にも、同じ5ステップが用意されています。
違いは、申請書(INZ 1015)に記入して書類を添える点です。
提出先と料金は、やはり「How to pay and submit」で国を選んで確認する形です。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザで家族を呼べるか|パートナーと子ども
このビザには、家族のための道が用意されています。
公式ページは、パートナーと扶養する子どものビザを支えられる(support visas)と書いています。
パートナーは就労ビザを申請できます
パートナーは、就労ビザを申請できると書かれています。
本人の就労ビザと同時に自動で出るとは書かれていません。
あくまで「申請できる」という書き方です。
子どもは学生ビザを申請できます
扶養する子どもは、学生ビザを申請できると書かれています。
どの区分の生徒として扱われるかは、別ページへのリンク先にあり、このページの本文からは読み取れませんでした。
ページ内には「Bringing family if you have a work visa」という案内が置かれています。
家族の人数や年齢の条件は出ていません
何人まで呼べるか、という上限を探しました。
人数の上限や子どもの年齢の線引きは、このページには記載がありませんでした。
家族の分の費用についても、このページには金額が出ていません。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザは永住につながるのか|公式の答えは1語だけ
ここは、多くの人がいちばん知りたいところだと思います。
公式ページの見出しには「Residence option:Can lead to a resident visa/Yes」と表示されています。
「つながり得る」と書かれています
英語は「can lead to」です。
これは「つながり得る」という書き方です。
このビザを取れば居住ビザが出る、という意味ではありません。
具体的な経路は、このページには出ていません
どの居住ビザにどうつながるのか、その道筋を探しました。
具体的な居住ビザの名前や、必要な就労年数は、このページには記載がありませんでした。
ニュージーランドの就労ビザから先の話は、移民局の居住ビザのページで確認することになります。
審査はニュージーランド政府の判断です
ビザの発給も入国の可否も、ニュージーランド政府が決めます。
公式にはこの要件が示されています、というところまでが、この記事で書けることです。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
2026年11月16日から広がるニュージーランドの就労ビザの対象
公式ページには、注記(Note)が1つ置かれています。
2026年11月16日から、対象になる人が広がると書かれています。
広がる対象の1つ目
NZQCFレベル7のgraduate diplomaを持つ人です。
ニュージーランドでフルタイムで学んだことが条件です。
広がる対象の2つ目
学士号を持つ人です。
ここが大きな点で、ニュージーランド国内で取った学士号だけでなく、海外で取った学士号も挙げられています。
公式ページは、詳しくは発表(announcement)を見るように案内しています。
この記事を読む時期に注意してください
この記事は2026年9月16日に公式ページを見て書いています。
2026年11月16日をまたぐ人は、申請の直前にもう一度、公式ページを見てください。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザと学生ビザ・ワーホリの違いを表で並べます
留学の出口として比べると、性格の違いがはっきりします。
3つとも、ニュージーランド移民局の公式ページに数字が出ています。
| 項目 | Post-Study Work Visa | 学生ビザ(学費支払い型) | ワーキングホリデー(日本) |
|---|---|---|---|
| 滞在できる期間 | 最長3年 | 最長4年 | 最長12か月 |
| 費用(公式表示) | NZD $1670から | NZD $850から | NZD $770から |
| 審査の目安 | 80%が4週間以内 | 80%が8週間以内 | 80%が2週間以内 |
| 年齢の条件 | 公式ページに記載なし | 公式ページに記載なし | 18歳から30歳 |
| 持っているお金 | NZD $5,000以上 | 年NZD $20,000または月NZD $1,667 | NZD $4,200以上 |
| 働き方 | 資格のレベルで条件が変わる | 週25時間までなど条件付き | 臨時の仕事を12か月まで |
| 勉強 | 12か月で3か月まで | フルタイムで勉強するためのビザ | 合計6か月まで |
学生ビザは入口、このビザは出口です
学生ビザは、勉強するためのビザです。
働ける時間には条件が付き、公式ページには週25時間までという記載があります。
一方このビザは、勉強が終わった人が働くためのビザです。
ワーホリとは前提がまったく違います
ワーキングホリデーは、18歳から30歳の日本国籍の人が対象です。
資格を取ったかどうかは問われません。
逆にこの就労ビザは、ニュージーランドで資格を取り終えた人だけの枠です。
年齢の上限は、公式ページには記載がありませんでした。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」/同「Fee Paying Student Visa」/同「Japan Working Holiday Visa」(いずれも2026年9月16日取得)
【調べてわかったこと】ニュージーランドの就労ビザの公式ページで気づいた5つ
公式ページを最初から最後まで読んで、気づいたことを書きます。
1|金額は、国を選ぶまで隠れています
費用の節は、国の情報を入れるまで何も表示しない作りでした。
ページ上部の「From NZD $1670」だけが、誰でも見える数字です。
2|年数の内訳が、このページには無い
最長3年という数字は大きく出ています。
ところが、どのレベルで何年かの一覧はこのページには置かれていません。
1年・2年・3年があることは、生活費の説明の1行から分かるだけです。
3|期限の説明に、30週と30か月の2つが出てきます
「When to apply」の節では、上位資格の学習が30週未満の場合として説明されています。
一方、申請手順のステップ1では、同じ場面が「30 months」と書かれていました。
公式ページの中で表記が揃っていないため、この記事では本文の説明にある30週を採りました。
ここに当たる人は、申請前に移民局へ直接確認することをおすすめします。
4|金額の桁の書き方が2通りあります
生活費の説明では「NZD $5,000」と書かれています。
申請手順のところでは、同じ金額が「NZD $5000」と書かれていました。
金額としては同じですが、公式の表記はそろっていません。
5|求人や年収の話は1行も出てきません
このビザで就職しやすいかどうかを探しました。
求人の状況・年収の目安・就職のしやすさは、公式ページには記載がありませんでした。
公式が書いているのは、働くための条件だけです。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザの申請前に確認する7つのこと
留学の出口でつまずかないための確認事項を、7つにまとめます。
- ✓ 学生ビザに記録された資格を、実際に修了しているか
- ✓ 自分の期限が3か月・6か月・12か月のどれに当たるか
- ✓ 資格が学位レベル7以上か、対象リストに載っているか
- ✓ ニュージーランドでフルタイム30週以上という条件を満たしているか
- ✓ NZD $5,000以上を示す自分名義の残高証明があるか
- ✓ パスポートが、出国予定日から3か月以上有効か
- ✓ 警察証明や胸部X線が必要な条件に当てはまるか
いちばん取り返しがつかないのは期限です
資格やお金は、あとから用意できる場合があります。
しかし申請期限を過ぎてしまうと、この就労ビザの枠そのものが使えなくなります。
しかも、このビザは一生に1度しか取れません。
出入国の条件も先に見ておきます
ビザに複数回入国の条件が付いているかを確認します。
その条件が無い状態で出国すると、ビザは失効すると書かれています。
条件の内容はeVisaに記録されています。
入国時の申告も忘れずに
ニュージーランドに入る全員が、NZTDという渡航者申告を提出します。
飛行機の場合、出発の24時間前から提出できると書かれています。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザについてよくある質問
公式ページから読み取れる範囲で答えます。
語学学校だけでも申請できますか
申請の条件は、承認された資格を取り終えたことです。
学位レベル7以上か、対象リストに載った資格であることが求められます。
語学学校のコースが対象になるかどうかは、対象資格のリストで確認する必要があります。
仕事が決まっていなくても申請できますか
公式ページの申請条件に、雇用主からの内定は挙げられていません。
学位レベル7以上の人は、どんな仕事でもできると書かれています。
対象リストの資格の人は、学んだ内容に関係する仕事に就く意思が求められます。
2回目の申請はできますか
公式ページには、このビザは1度しか持てないと書かれています。
別の資格を取り直しても、2本目が出るとは書かれていません。
審査を待つ間に学生ビザが切れたらどうなりますか
すでにニュージーランドにいる場合の話です。
通常はインテリムビザが発行され、合法的に滞在できると書かれています。
滞在中は常に有効なビザを持っている必要があります。
博士課程の人は、修了前に申請できますか
博士号を目指して学んだ場合、論文を提出したあとに申請できると書かれています。
申請の期限も、博士号だけは6か月です。
現地で起業できますか
学位レベル7以上の人は、個人事業主や事業の所有者になれると書かれています。
ただし所有者として運営する場合、直接でも間接でも人を雇うことはできません。
日本人の合格率はどのくらいですか
承認率や国籍別の統計を探しました。
合格率や承認率は、このページには記載がありませんでした。
公表されているのは、80%が4週間以内という処理日数の目安だけです。
日本円でいくらになりますか
公式が示しているのはNZDの金額です。
為替で変わるため、この記事では換算しません。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザのこの記事を書いた人について
留学を経験しています
書き手のつばめは、留学を経験した立場で記事を書いています。
ただしこの記事の内容は、経験談ではなく公式ページの記載です。
情報は各国政府と日本の省庁の公式ページから取りました
この記事は、ニュージーランド移民局の公式ページだけを見て書いています。
情報を確認した日は2026年9月16日です。
特定の事業者から報酬を受け取っていません
留学エージェントや語学学校から報酬は受け取っていません。
そのため、特定の会社を勧める書き方はしていません。
ニュージーランドの就労ビザのまとめ|留学は、終わったあとが本番です
この記事の要点をもう一度並べます。
最長3年、費用はNZD $1670から、生活費はNZD $5,000以上、期限は3か月・6か月・12か月です。
向いているのはこんな人です
ニュージーランドで学位レベル7以上の資格を取る予定の人です。
現地での就業経験を、履歴に残したい人にも当てはまります。
そして、居住ビザにつながる可能性のある道を確保しておきたい人です。
向いていないのはこんな人です
短期の語学留学だけを考えている人です。
働くことが主目的で、資格を取る予定がない人にも合いません。
その場合は、ワーキングホリデーなど別の枠を先に調べたほうが早いです。
最終確認は公式ページでお願いします
ビザの要件と料金は変わります。
2026年11月16日には、対象が広がることも予告されています。
申請を決める前に、移民局の公式ページで最新の内容を確認してください。
この段落の一次ソース:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」(2026年9月16日取得)
ニュージーランドの就労ビザの参考元・出典一覧
この記事で使った公式ページは3つです。
- ✓ Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」
- ✓ Immigration New Zealand「Fee Paying Student Visa」
- ✓ Immigration New Zealand「Japan Working Holiday Visa」
いずれも2026年9月16日に取得した内容です。
情報確認日:2026年9月16日
参考元:Immigration New Zealand「Post-Study Work Visa」/Immigration New Zealand「Fee Paying Student Visa」/Immigration New Zealand「Japan Working Holiday Visa」
免責:本記事は各国政府および日本の省庁が公開している情報を整理したものです。査証の発給および入国の可否は各国政府の判断によります。条件・手数料・要件は変更されることがありますので、最終的な判断の前に必ず公式サイトでご確認ください。

Comments